【WWE】アスカのロウ女子王座転落は認められず 来週サーシャと王座決定戦へ

2020年07月21日 12時29分

ステファニー・マクマホン(中)の発表にカイリ(右)とアスカは歓喜の表情を見せた(©2020 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

【フロリダ州オーランド20日(日本時間21日)発】WWEのロウ大会で〝女帝〟ことアスカ(38=華名)が前夜の「エクストリーム・ルールズ」で敗れたロウ女子王座戦は一転して認められず、疑惑の3カウントで王座を奪ったサーシャ・バンクス(28)と来週大会で王座決定戦を行うことになった。

 アスカは前夜のPPV大会で、サーシャとWWE女子タッグ王座を保持するスマックダウン(SD)女子王者ベイリーの謀略により、王座を強奪された。しかし正式な裁定は下っておらず、この日の発表が注目されていた。

 第4試合後にはサーシャとベイリーがリングインして、延々と前夜の王座戦勝利が正当であることを主張し始めた。ここでアスカは、米国マット離脱が浮上している〝海賊姫〟カイリ・セイン(31=宝城カイリ)を帯同して登場。王座を盗まれた怒りを爆発させた。

「おいおい、何やってんのや! お前の持ってるベルト、返せや。ディス・イズ・マイ・ベルト!」と叫ぶや、一気にリングにラッシュしようとする。

 しかし次の瞬間、場内ビジョンにロウを統括するステファニー・マクマホン(43)が登場。サーシャに対し「あなたの勝利は認めません。しかしアスカも勝ってはいない。来週のロウ大会で王座決定戦を命じます。試合は完璧な決着しか認めません。そしてサーシャ、あなたについてはリングアウト、セコンドの乱入があった瞬間に負けとします。グッドラック」と通告。3カウント、ギブアップ、カウントアウトのみでしか勝敗を認めない完全決着ルールを指令したのだ。

 何とも厳しい命令にぼう然とするサーシャ。その直後、急きょベイリーとカイリのシングル戦が組まれた。カイリは渦中の女帝とサーシャが見守る前、ダイビングネックブリーカードロップ、スライディングDで一気に出る。そして裏拳からスピアー、インセインエルボーを決める。これは惜しくもニアロープでフォールは奪えない。

 ところがカイリは王者のダイビングエルボーを返すと、必殺のベイリー・トゥ・ベイリー(フロントスープレックス)を巧みに切り返して大殊勲の3カウントを奪ってしまったから驚きだ。

 SD女子王者から挙げた大殊勲の星が「米国最後の置き土産」となる可能性が強い。最高のアシストを受けたアスカは感極まった表情でジャンプを繰り返し、妹分の勝利を祝福した。舞台は整った。あとはアスカが来週大会で、盗まれた王座を奪還するしかない。