【WWE】ワイアットとストローマンの沼地戦は奇々怪々な結末に

2020年07月20日 12時06分

ブレイ・ワイアット(右)とブラウン・ストローマンは沼地で果てしない戦い(©2020 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

【フロリダ州オーランド19日(日本時間20日)発】WWEのPPV大会「ザ・ホラーショー・アット・エクストリーム・ルールズ」で〝ザ・フィーンド(悪魔)〟ことブレイ・ワイアット(33)が〝スワンプ・ファイト(沼地戦)〟でかつての配下で〝巨獣〟ことWWEユニバーサル王者ブラウン・ストローマン(36)を圧倒した。

 戦場となった地獄の沼地は、かつて怪奇集団ワイアット一家の配下だったストローマンにとって〝故郷〟だ。ユニバーサル王者として悪夢を払しょくするため、あえてワイアットが指定した沼地へ向かった。

 暗闇の中ではワイアットがかつての象徴・揺りイスに座り、不気味な笑みを浮かべてストローマンを待つ。愛車で戦場に到着した巨獣は「帰ってきたぜ」と厳しい表情で宣戦布告を放つと、そのまま両雄は沼地の中の戦いへ突撃した。

 しかし巨獣が暗闇の中でワイアットを追いつめても、何度も何度も不気味な映像がフラッシュバックする。完全に我を失ったストローマンは沼地の中で立ち尽くし、気がつけば謎の小屋の中で揺りイスにチェーンでしばりつけられてしまっていた。

 そこへランプを持った元教祖のワイアットが登場。完全に狂人の表情を浮かべ、かつての洗脳行為と同様、軍門に下るよう説得行為を始める。すると巨大な蛇が登場。蛇は一気にストローマンの首に食らいついた。

 一瞬のフラッシュバックの末、ストローマンは何とかこの窮地から脱出して小屋を燃やしたものの、天空には〝小悪魔〟アレクサ・ブリスのイリュージョンが浮かぶなど、まるで迷宮に入り込んでしまったかのようだ。ここで戦闘スタイルに転じたワイアットが沼地で襲い掛かる。映画「地獄の黙示録」のような悪夢の戦いが延々と続いた。

 何度も沼に沈めてもワイアットはゾンビのごとく生き返る。ベトナム戦争に匹敵する出口の見えない戦いの末、ワイアットは沼の奥底にストローマンを引きずり込むと、数秒後には悪魔の仮面をかぶったワイアットが高笑いしながら浮かび上がる不気味な光景が…。「俺も中に入れてくれよ」という言葉を最後に画面は暗転した。

 勝者も敗者も決まらなかったが、ワイアットの独壇場だったのは事実。〝ザ・フィーンド〟として改めてストローマンのユニバーサル王座にに挑むということなのか。それよりもストローマンは生きているのか。PPV大会のメインは、ワイアットの奥深さを見せつけた〝幻想試合〟の末、壮絶なまでの不気味さと謎を残して幕を閉じた。