【WWE】ロウ女子王者アスカがSD女子王者ベイリーとの王者対決に勝利!

2020年07月07日 13時18分

ロウ女子王者のアスカはスマックダウン女子王者のベイリー(左)との王者対決を制した(C)2020 WWE, Inc. All Rights Reserved.

【フロリダ州オーランド6日(日本時間7日)発】WWEのロウ大会で〝女帝〟ことロウ女子王者のアスカ(38)が、スマックダウン(SD)女子王者ベイリー(31)との王者対決を制し、事実上の〝統一王者〟達成の快挙を演じた。

 第1試合後にWWE女子タッグ王座も保持するベイリーが、相棒の〝ザ・ボス〟サーシャ・バンクス(28)とスピーチを始めると、アスカがステージに登場。次回PPV大会「エクストリーム・ルールズ:ザ・ホラーショー」(19日)で挑戦を受けるサーシャに対し「サーシャ、お前に2冠王なんて無理やって。アスカ様には絶対勝てんのじゃ!」とタンカを切るや、サーシャは「誰でも連れてきなさいよ!」と呼応する。

 してやったりの表情を浮かべたアスカは、4月までタッグ王座を保持していた盟友の〝海賊姫〟カイリ・セイン(31)を呼び入れ、サーシャとのシングル戦を組んでしまった。

 カイリは開始からストレート連打を見舞い、フライングカブキエルボー、スピアー、スライディングDで攻め込むも、イカリ(足をクロスさせての変型逆エビ固め)を完璧に決めると血相を変えてベイリーが飛び込む。この瞬間、反則裁定のゴングが鳴らされ、カイリの反則勝ちとなった。

 試合後に両軍乱闘となるや、アスカが王者組を押さえつけ、カイリがコーナー上からダイビングボディーアタックを叩き込む。勝利こそ逃したが、カイリはSD女子王者にダメージを与えることに成功。アスカは「来月にはタッグ王座も挑戦しまっせ!」と決戦前から気勢を上げた、

 そして迎えたメインイベント。解説席では「エクストリーム・ルール」でベイリーに挑戦する怪女ニッキー・クロス(31)が大騒ぎする。アスカはタックルからアームバーで先制するも、ベイリーもエプロンでのヒザ蹴りで応戦。ここでベイリーが解説席のニッキーを突き飛ばして乱闘寸前となったため、ニッキーは強制退場となった。

 この騒ぎをついてアスカは場外で顔面へのニーリフト一撃。リングに戻ると王者同士らしいスピーディーな展開となり、ベイリーが一歩リード。しかしアスカは、場外でセコンド陣がもめるスキにバズソーキック一撃で流れを引き戻した。

 それでもSD女子王者は解説席に女帝を顔面から叩きつけた後、首へ集中砲火を浴びせて主導権を譲らない。さらには顔面パンチ、エルボー連打。アスカがここまで追い込まれるシーンは久しぶりだ。それでもバックエルボーからダブルニー式顔面砕き、ヒップアタック、ジャーマン、再度のヒップアタックと一気に反撃に出た。
 そしてカウンターの裏拳が顔面を捕らえるとベイリーが完全にダウン。エプロンまで転がったベイリーを起こしてヒップアタックを決めると、最上段からのミサイル弾を一撃。しかしエプロン上での攻防では鉄柱に叩きつけられ、ランニングニー、バックドロップを浴びて失速してしまう。

 しかしここで思わぬ事態が起きる。アスカをダウンさせたベイリーが水を飲んでエプロンでひと息つくと、退場させられたはずの次期挑戦者ニッキーが、観客席とリングを仕切るアクリルボードをバンバン叩いて大騒ぎを始めたのだ。一瞬、ベイリーが気を奪われると、アスカは背後からすかさずリングに引きずり込んで、アスカロックで絞め上げた。

 慌てたサーシャが乱入するも、即座にカイリが飛び込んでスピアーで阻止する。女帝はアスカロックから逃れようとするベイリーを強引にエビ固めで丸め込み、3カウントを奪取。ノンタイトル戦ながらSD女子王者を撃破して事実上の〝統一王者〟の快挙を達成した。
 アスカは「エクストリーム・ルールズ」でサーシャの挑戦を受ける。カイリの好アシストも光っただけに、防衛となればWWE女子タッグ王座との2冠も見えてくる。同時にベイリーもこのまま引き下がるはずもなく、史上初となるロウ、SD、タッグの女子王座同時戴冠の〝3冠王〟の快挙まで視野に入ってきた。完全にWWE女子のトップに立ったアスカが、前人未到の領域へと足を踏み入れる。

「エクストリーム・ルールズ:ザ・ホラーショー」は日本時間20日、WWEネットワークで配信される。