【WWE】アスカ シャーロットからタップ奪い〝完璧防衛〟

2020年06月23日 11時15分

ロウ女子王者のアスカは次回PPV大会「エクストリーム・ルールズ」でWWE女子タッグ王者のサーシャ・バンクス(右)と激突する(C)2020 WWE, Inc. All Rights Reserved.

【フロリダ州オーランド22日(日本時間23日)発】WWEのロウ大会が開催され〝女帝〟ことロウ女子王者のアスカ(38=華名)が、〝女王様〟ことシャーロット・フレアー(34)をアスカロックで退けて防衛に成功。試合後はWWE女子タッグ王者サーシャ・バンクス(28)が挑戦を表明。女子戦線は女帝を中心に、一気に戦いの炎に包まれてきた。

 オープニングではPPV大会「バックラッシュ」、先週大会と2日連続でアスカに挑戦するも王座奪取に失敗しているザ・ロック様こと俳優ドウェイン・ジョンソン(48)のいとこでWWE一の大女ナイア・ジャックス(36)が登場。「前回はレフェリーのせいで負けた」と、先週大会でのアスカのロープエスケープに対する疑惑と、自身への高速カウントについて不満を述べた。しかし、ここで女王様が登場。不毛な口論から大乱闘に発展してしまい、王座戦本番へ不穏な空気が漂った。

 そして第2試合で女帝と女王様が王座をかけて激突。アスカは2日、9日配信大会でシャーロットにノンタイトル戦で連敗を喫しており、もう後がない状態。リングインするとフラストレーションを叩きつけるように激しく踊りまくった。

 シャーロットはナイアとの乱闘で負傷したようで、左肩にテーピングを施している。それでも蹴りを中心に試合を組み立て、アスカがエプロンで放ったスライディングキックも何とか耐え抜いた。リングに戻るとヘッドシザースから必殺のムーンサルトを放つも、これはアスカが完全に見切っていた。しかし顔面からコーナーへ直撃させられ、なかなかペースを奪えない。

 その後もエプロン越しのスリーパー、チョップ連打で苦境に立たされるも、アスカはジャーマン一撃でペースを奪い返す。側頭部へハイキックを見舞うとチョップもキックで迎撃。そのまま左腕をアームバーで捕獲する。

 しかし女王様は執念で立ち上がるとトップスピードのスピアー一撃。逆にアスカはフィギュアエイトを首固めで返すと、必殺のアスカロック。女王様はそのまま抱え上げてパワーボムの要領で叩きつけるが、アスカはすかさず上体を再度捕獲。シャーロットはたまらずタップしてアスカが完璧な内容で防衛に成功した。

 WWE女子史上初の〝6冠〟を達成しているアスカだが、スマックダウン(SD)時代には連勝記録を「267」で止められるなど、大一番では女王様に惜敗し続けてきた。ロウ女子王座戦で初めてシャーロットからタップを奪い、名実ともにWWE女子の頂上に立ったことになる。

 一方、試合前に女王様と大乱闘を展開したナイアは、不気味にバックステージのモニターで試合を観戦したが、試合後にインタビューを受ける女王様を急襲。左肩を機材用ケースにはさんで叩きつける凶行を働いた。

 さらにはセミでアイコニックス(ビリー・ケイ、ペイトン・ロイス)の挑戦を退けたWWE女子タッグ王者のサーシャ(パートナーはSD女子王者のベイリー)が、次回PPV大会「エクストリーム・ルールズ」での(7月19日)アスカへの挑戦を表明。王者は怒りを全身に漂わせて再びリングイン。「お前、やれんのかコラ! やってやるよ!」と挑戦を受諾したのだ。

 しかしサーシャとベイリーに集中砲火を浴びてしまい、サーシャの得意技バンク・ステートメント(バックスタバーからのクロスフェースロック)で捕獲されてしまった。アスカのベルトをめぐるロウ女子王座戦線は、SDまで巻き込む戦国時代となってきた。

「エクストリーム・ルールズ」は日本時間7月20日、WWEネットワークで配信される。