【WWE】ラシュリーの妻乱入!マッキンタイア辛勝防衛

2020年06月15日 12時24分

WWE王者マッキンタイアはラシュリー(中)にグラスゴー・キスを叩き込む。右はラナ(C) 2020 WWE, Inc. All Rights Reserved.

【フロリダ州オーランド14日(日本時間15日)発】WWEのPPV大会「バックラッシュ」が開催され、WWE王者ドリュー・マッキンタイア(35)はボビー・ラシュリー(43)の挑戦を退けて防衛に成功した。

 登場と同時に挑戦者のマネジャー役MVP(46)が王者を挑発するとラシュリーが、いきなりゴング前からフルネルソン固めの奇襲を仕掛ける。約15秒間、絞め上げられた王者は、呼吸を整える間もなくゴングを聞き、コスチューム姿のまま挑戦者の攻撃を受け続けた。

 ラリアート、スピアー、腕固め、首折り落とし、顔面砕きとラシュリーの猛攻は続く。さらに場外では鉄柱めがけてのエアプレーンスピン。マッキンタイアは咳き込みながら猛攻に耐えた。

 それでも場外での脳天砕きを号砲に反撃を開始。チョップの打ち合いを制すると、最上段から飛び込んで手刀を落とす。さらにはスパインバスターを浴びてもトレードマークとなった「カウント1」で返す。エンジンがかかってきた証拠だ。

 王者はフルネルソンに耐えると挑戦者得意の執拗な関節技もしのぎ切る。それどころかスピアーを捕獲してアームバーで動きを止めると、雪崩式脳天砕きを決めて勝負に出ようとした。しかしこの後、まさかの事態が起きてしまう。

 ラシュリーがMVPの言いなりになっていることを不服としている妻のラナ(35=ブルガリアの怪人ルセフの元妻)が何とリングサイドへ駆け上がり、何やら叫び始めたのだ。挑戦者が一瞬気を取られた隙に、王者がグラスゴーキス(顔面への頭突き)から必殺のクレイモア(ランニング式シングルドロップキック)一撃。辛勝ながら王座防衛に成功した。

 MVPとラシュリーは、泣き崩れるラナを無視してバックステージへ消えた。不本意な結末ではあるものの、戦い続ける王者が底力を見せた一戦だった。

 また“巨獣”ことWWEユニバーサル王者ブラウン・ストローマン(36)は、ザ・ミズ(39)、ジョン・モリソン(40)との1対2ハンディキャップ戦で激突。挑戦者組の姑息な動きに幻惑された王者は、開始から劣勢に立たされてしまう。

 しかし6分過ぎ、伊達男コンビに不協和音が生じる。ミズのスカルクラッシングフィナーレ(変型顔面砕き)と、モリソンのダイビングダブルフットスタンプが王者に命中した直後、フォールに入った相棒の足をミズが誤って引っ張ってしまったのだ。

「待ってくれ。故意じゃないんだ…」と釈明するミズ。その間に王者が怒りの表情で立ち上がった。伊達男を強烈なパワースラムで沈めると、コーナー最上段から飛んできたモリソンも右アッパーカットで撃墜。そのままランニングパワースラムでモリソンを葬った。

 試合前から愛車の窓ガラスを割ったり、頭上からペンキを落としたりと嫌がらせ行為を続けてきたミズ組に、完全制裁を加えたストローマン。圧巻の強さを見せつけた王者に対し、挑戦を名乗り出てくる勇気ある選手はいるのだろうか。