【フロリダ州オーランド1日(日本時間2日)発】WWEのロウ大会で、“海賊姫”カイリ・セイン(31=宝城カイリ)がパートナーの援護射撃に失敗した。

 カブキ・ウォリアーズの盟友でロウ女子王座を保持する“女帝”アスカ(38=華名)がPPV大会「バックラッシュ」(14日)の初防衛戦で迎え撃つWWE女子一の大女ナイア・ジャックス(36)と対戦。試合前に「アスカは王座を獲得したんじゃなくて、プレゼントされたのよ」と挑発的なメッセージを発したナイアに対し、カイリは「花ちゃんありがとう」と5月23日に急死した「スターダム」の木村花さん(享年22)へのメッセージを書いた和傘を持って登場した。

 試合では頭をポンポンと叩かれて小バカにされた海賊姫は、これに猛反発。「なめんなよ!」とDDTやスライディングDで猛攻を仕掛けた。しかし、パワーに勝る大女にエプロンや鉄製ステップに叩きつけられ、最後はレッグドロップで3カウントを奪われた。

 試合後、リングに姿を現したアスカはナイアとにらみ合い、一触即発となった。

 アスカ対ナイアのロウ女子王座戦が行われるPPV大会「バックラッシュ」は日本時間15日にWWEネットワークで配信される。