【WWE】新IC王者決定T準決勝は大混乱の末AJとブライアンが決勝へ

2020年05月30日 12時36分

ジェフ・ハーディーはアライアスを轢いた犯人として警察に連行される(C)2020 WWE, Inc. All Rights Reserved.

【フロリダ州オーランド29日(日本時間30日)発】WWEスマックダウン(SD)大会が行われ、開催中の新インターコンチネンタル(IC)王者決定トーナメントが大混乱に陥った。準決勝戦出場を決めていたアライアス(32)が同じく準決勝戦を控えていたジェフ・ハーディー(42)の車にはねられ、救急車で運ばれたのだ。

 ジェフは事故を起こした車と思われるレンタカーの近くに倒れており、車内に免許証があったことから警察が容疑者と断定。ジェフは容疑を否定しながらもパトカーで連行されたため、両者ともに出場は不可能となった。

 この報を受けたバックステージは大混乱に陥った。この日、AJスタイルズ(42)はアライアス、イエス男のダニエル・ブライアン(39)はジェフと準決勝戦を行う予定だったからだ。AJは2人を棄権扱いとして「そのまま俺とダニエルで決勝戦を行えばいい」と主張。ごくまっとうな意見だ。しかしイエス男が「いや、代理の対戦相手を探すべきだ」と提案するや、10人もの選手が勝手に自己主張を始める大混乱を招いてしまった。

 ここで番組プロデューサーのアダム・ピアース(41)は、うんざりした表情で「分かった、分かった。君たちがそう言うのなら、希望通りAJはそのまま決勝戦へ。ダニエルはここにいる10選手のバトルロイヤル戦勝者と準決勝戦を行いたまえ!」と命じた。ブライアンは「よ~し!」と意気込むも、AJから「…お前、本当にバカだな。よく考えてみろよ」と告げられると「えっ?」と絶句するのみだった。そりゃ確かにそうだ…。

 結局“黒いロックスター”中邑真輔(40)を含む10選手がバトルロイヤルを行い、中邑は元アメリカン・アルファの伏兵ショーティG(34)に場外へ投げられて7人目に脱落。怒った中邑の盟友セザーロ(39)はショーティと場外心中。最後はシェイマス(42)がエプロン上でのブローグキック(バイシクルキック)でジェイ・ウーソ(34)を転落させ、準決勝戦出場権を手に入れた。

 ハプニングの連続の後に迎えた準決勝戦。ブライアンはヒザ蹴りで場外に落とすとトペを見舞う。スタンディングでは腕折りを連打。シェイマスのアイリッシュカース(変型背骨折り)に耐えると、コーナー上の攻防を制してミサイル弾を発射。イエスキックを連打する。

 するとなんとここで警察に連行されたはずのジェフがステージ上に現れたからビックリだ。驚いたシェイマスはぼうぜん。その間にブライアンがランニングニーを決めて3カウントを奪い、決勝戦進出を決めた。

 ジェフはウサを晴らすようにシェイマスにパンチを入れ続けて追い払うも「間に合わなかったか…」と無念の表情を浮かべて天を仰いだ。どうやら無罪が判明して釈放されたようだが、となるとアライアスをひいた真犯人は誰なのか? 疑問を残したまま、新IC王者決定トーナメントはいよいよ次々週大会で決勝戦を迎える。

 またバトル戦の制裁マッチとして、セザーロがショーティとの一騎打ちに臨むも、パワーボムを回転エビ固めで返され、3カウントを奪われた。

 番組途中ではカート・アングル元GM(51)がNXTのスターで元UFCファイター、マット・リドル(34)のSD昇格を発表した

 WWE女子タッグ王者のアレクサ・ブリス(28=パートナーはニッキー・クロス)は、SD女子王者ベイリー(30)の盟友サーシャ・バンクス(28)とシングル戦で激突。ベイリーの介入に気をとられ、3カウントを奪われる波乱も起きた。この結果、来週大会でベイリー、サーシャ組がWWE女子タッグ王座に挑戦することが決まった。

 次回PPV大会「バックラッシュ」は日本時間6月15日にWWEネットワークで配信される。