【WWE】アスカ女帝の誓い 世界最大団体のトップ選手としてプロレスを守る

2020年05月15日 16時35分

ベルトを腰に巻き、“女帝”の貫禄が漂うアスカ(C)2020WWE,Inc.AllRightsReserved.

 米WWEのロウ女子王者アスカ(38=華名)が本紙の電話インタビューに応じ、女子グランドスラム達成者としての誓いを明かした。PPV「マネー・イン・ザ・バンク(MITB)」のMITBラダー戦を制し、妊娠を発表した前王者ベッキー・リンチ(33)からベルトを譲渡された。世界最大団体のすべての女子王座を獲得する快挙を成し遂げた“女帝”の使命感とは――。

 アスカは王座挑戦権争奪のMITBラダー戦で殊勲の初優勝を遂げた翌日に、ベッキーからベルトを譲渡される予想外の展開で新王者となった。

「どっちにしろ、キャッシュイン(挑戦権行使)したろうかと思ってたんです。まさかこういう形でベルトを取れると思ってなかったので、めちゃめちゃビックリした」と振り返る。ベッキーからは「このベルトあなたに渡せて良かった。アスカは世界一の選手だから」との言葉を投げかけられた。「うれしいですね。今までWWEのチャンピオンだったけど、生まれてくる赤ちゃんのためのチャンピオンになってほしいですね」と最大のライバルを祝福した。

 今回の戴冠でロウ、スマックダウン、NXT、女子タッグとWWEすべての女子王座を獲得する「グランドスラム」を達成した。これはベイリー(30)に続く史上2人目の快挙でMITBラダー戦、ロイヤルランブル戦も制しての“6冠”獲得はアスカだけだ。ただ、決して現状に満足することはない。

「今後どうするのかって思われると思うんですけど、大きい目標があって。世の中がこういう状況で、WWEも過去に経験のない状況になってしまっている。社会とWWEが以前のような状況を取り戻すまで、みんなの興味を引きつける要素になっていたいですし、大きい会場の大歓声の中でみんなに会ってタイトルマッチをやって興奮させたいなって思います」

 新型コロナウイルスの影響で世界のプロレス界は激変。WWEは無観客試合で活動を継続し、MITBラダー戦もWWE本社ビルでの開催という異色の試みを成功させた。アスカは「今後も語られる大会になるやろうなと思って。参戦できてめちゃくちゃうれしかった」と話す一方で「コロナによって(プロレスが)変わらないように私たちが努めていかないといけない」ときっぱり。世界最大団体の真のトップ選手としてプロレスを守り続ける決意だ。

 今後の希望としては「NXTで活躍しているリア・リプリー(23)とか、まだ戦ったことのない選手たち、シェイナ・ベイズラー(39)とか、有望な選手がいっぱいいるのでどんどん戦っていきたいですね」。さらに日本人女子選手同士の対戦にも「機会があったら面白いやろうなと思いますけど…WWEユニバース(ファン)が喜ぶんやったらと思います」と明かした。

 最後に日本のファンに対しては「今こういう状況ですけど、私の活躍を見たりして楽しい気持ちとかうれしい気持ちになってくれる人が一人でも増えるように頑張りたいと思います」とメッセージ。唯一無二の女帝として、世界のトップで戦い続ける。

【動画サイトに出演】アスカは動画配信サイト「WWEネットワーク」のインタビューコーナーにも出演し、MITBラダー戦勝利や異例の形でのロウ女子王座奪取について胸中を語った。インタビュアーの英語の質問に日本語で答え、身ぶり手ぶりを交えて熱弁。最後は「No one is ready for Asuka!(誰もアスカを倒すことはできない!)」の決めゼリフで締めた。