【フロリダ州オーランド10日(11日)発】WWEのスマックダウン大会で、カブキ・ウォリアーズが女子タッグ王座奪回に失敗した。

“女帝”アスカ(38=華名)と“海賊姫”カイリ・セイン(31=宝城カイリ)の和製コンビは、4日の祭典「レッスルマニア36」でアレクサ・ブリス(28)、ニッキー・クロス(30)組に敗れ、約半年間守ってきた同王座から陥落。さっそくベルトを取り戻すチャンスが訪れた。

 気合の入ったウォリアーズはカイリがゴングと同時にドロップキックからターンバックルにアレクサを叩きつけて先制。アスカもかかと落としやドロップキックで攻め立てた。さらに場外でヒップアタック。アスカは「いつでもやったるわ。こいや!」と絶叫した。

 さらにアスカがパワーボムの体勢でニッキーを持ち上げ、コーナー上段からカイリがエルボーを叩き込む合体攻撃も披露。ここから女帝は腕十字へとつなぐ連係技も見せた。

 アレクサ&ニッキーも反撃に出て、試合は白熱の攻防に。しかし、終盤にアレクサがコーナー上段から、場外にいたウォリアーズ目がけてツイステッドブリス。豪快な空中弾で2人まとめてなぎ倒すと、一気に試合は王者組に傾いた。アレクサはカイリのキックをキャッチして、強烈な平手打ち。すかさずニッキーが高速のスイング式ネックブリーカーを決めて3カウントを奪い、王者組が防衛に成功した。

 アスカとカイリは実力を発揮したものの、王座奪還ならず。次のターゲットはどこになるのか。