【レッスルマニア】レスナー完敗!マッキンタイア歓喜のWWE初戴冠

2020年04月06日 13時19分

マッキンタイアはレスナー(下)を下して歓喜のWWE王座奪取(C)2020 WWE, Inc. All Rights Reserved.

【フロリダ州オーランド4日(日本時間5日)発】史上初の無観客試合となった世界最大のプロレス団体WWEの祭典「レッスルマニア36」2日目が開催され、メインではWWE王者の“ビースト”ことブロック・レスナー(42)が、大器ドリュー・マッキンタイア(34)に完敗。マッキンタイアは歓喜の初戴冠を決めた。

 マッキンタイアは1月26日「ロイヤルランブル(RR)」男子RR戦でレスナーの独走を決めて殊勲の初優勝。祭典での王座挑戦権を得ていた。

 ゴングと同時に王者がラッシュを仕掛ける。コーナーに押し込んで猛タックル。だがマッキンタイアも開始16秒で必殺のクレイモア(ランニング式シングルドロップキック)を決める。2発目をかわすとレスナーはジャーマン3連打。さらにはF5。しかし大器はカウント1で返す。ビーストの表情から明らかに余裕が消えた。

 鬼のような形相に転じたレスナーは追撃のF5。カウント2で返されるともう一度F5。それでも決まらない。王者は「どうすればいい?」という表情を浮かべてエプロンの代理人ポール・ヘイマン(54)に視線を向けた。

 代理人から「あわてる必要はない。一晩中投げ捨て続ければいいのだ!」という何だかよく分からないアドバイスを受けるや、レスナーは「オール・ナイト・ロング…」とつぶやき、不気味な笑みを浮かべる。野獣のような咆哮を上げるや、ありったけのパワーを注入したF5を発射した。

 すると挑戦者は肩上で上半身を反転させ、王者の後方へ着地。背中を突き飛ばすやロープの反動で返ってきたところへカウンターのクレイモアを鮮やかに決める。さらには間髪入れずコーナーから走りこんで追撃。最後は片ヒザをつくレスナーの顔面へ、低空クレイモア弾を決めて完璧な3カウントを奪った。

 ベルトを高々と掲げたマッキンタイアはベルトを見つめると、大の字のレスナーの横で歓喜の涙を流した。スコットランド出身で2009年9月にWWEに入団。196センチ120キロの体格ながら下積みの期間は長かった。天下のレスナーを堂々撃破しての戴冠だけに、新時代到来の期待は高い。史上初の無観客試合となった祭典は、歴史に残る感動の結末を迎えた。