【レッスルマニア】アスカ&カイリ 激闘の末に前王者組に敗れ王座陥落

2020年04月05日 12時43分

アレクサ・ブリスを強引に倒すアスカ。まさかの王座転落だった(C)2020 WWE, Inc. All Rights Reserved.

【フロリダ州オーランド4日(日本時間5日)発】世界最大のプロレス団体WWEの祭典「レッスルマニア36」は史上初めて無観客で開催され、第1試合で女子タッグ王者の“女帝”アスカ(38=華名)と“海賊姫”カイリ・セイン(31=宝城カイリ)のカブキ・ウォリアーズが、前王者の“謀略女王”アレクサ・ブリス(28)、“怪女”ニッキー・クロス(30)に敗れる大波乱が起きた。

 いつも通り笑いながらリングを舞う王者組は、挑戦者組を小バカにするように挑発する。先発はアスカとアレクサ。しかし、女帝は一度もコンタクトすることなくカイリに交代。代わった海賊姫はバービー人形のようなアレクサのカラフルな髪留めに触れると「あら~かわいい~。これで試合できんの?」と完全に見下した。

 さすがに怒ったアレクサはパンチの嵐。カイリも応じて、試合は一気にラフな展開となった。ここから挑戦者組が小刻みなタッチワークを繰り返す。ニッキーがアスカを場外に落とすと、アレクサがエプロンのカイリにスライディングキック。すぐさまニッキーがコーナーからのボディーアタックでウォリアーズをまとめて圧殺し、ペースを握った。

 これで怒った勝ち気な王者組は、逆に場外戦を仕掛ける。アスカはリング下でニッキーを強烈なバズソーキック一撃で大の字にさせてリングに戻ると、顔面砕きからカイリが顔面低空ミサイル弾を決める。さらにはコーナーに上ろうとしたアレクサをアスカが妨害するや、宙づりのアレクサをダイビングフットスタンプで撃墜。一気にペースを奪い返した。

 女帝はヒップアタックからヒザを決めたが、2発目はアレクサの蹴りで撃墜される。チャンスと見たニッキーはブルドッキング弾からフライングボディーアタック、さらには回転式ネックブリーカーとパワー殺法全開で勝負に出る。しかし、カバーに入ったニッキーの背中に、カイリがインセインエルボーを放って女帝を救出した。

 九死に一生を得た女帝はそのままアスカロックを決めるも、ガッチリとクラッチに入った、その背中に、何と今度はアレクサがツイステッドブリス(旋回式ムーンサルト)で相棒を救出する。女子タッグ戦のバイブルのような身を挺したカットプレーだ。

 アスカのパワーボムにカイリがダイビングエルボーを合わせる合体攻撃をニッキーに決めるが、勝負はつかない。この直後にアスカがコーナーにスピアーを自爆するまさかのアクシデントが起きる。無観衆の場内には「ゴツッ」という鈍い音が響き、動けなくなってしまった。

 勝機と見た挑戦者組は一気に海賊姫を襲う。ニッキーが旋回式ネックブリーカーを決めると、すかさずアレクサが、この日2度目のツイステッド弾。カイリは完璧な3カウントを奪われ、昨年10月にアレクサ組から奪取して約半年間も死守した王座を失った。

 歓喜の表情を浮かべながらベルトを高々と天に突き上げる新王者組。ウォリアーズは全身に悔しさを漂わせてうなだれるのみだった。しかし実力が拮抗したハイレベルな好勝負だったことは事実。リマッチのチャンスは予想以上に早期に訪れそうで、カブキ・ウォリアーズが反撃を開始しそうだ。