【WWE】無観客のロウ大会でオースチン歓喜の“ビールシャワー”

2020年03月17日 14時14分

無観客試合の最後を締めくくったオースチン(左)とベッキー(C)2020 WWE, Inc. All Rights Reserved.

【フロリダ州オーランド16日(日本時間17日)発】WWEの祭典「レッスルマニア36」(4月5日=日本時間6日、フロリダ州タンパ)が新型コロナウイルス拡大防止のため、史上初の無観客試合(同州オーランドのパフォーマンスセンター)で開催されることが発表された1時間後、同センターでロウ大会が無観客で開催された。

 冒頭では約9年ぶりに奇跡の復活を果たした“R指定の男”エッジ(46)が登場。かつてレイテッドRKOを結成しながら、1月27日ロウ大会で裏切りのRKOで再び病院送りにされ、愛妻ベス・フェニックス(39)までRKOで葬った“毒蛇”ランディ・オートン(39)に改めて遺恨決着を宣言。祭典での「ラストマンスタンディングマッチ」を要求した。

 また祭典でAJスタイルズ(42)と激突する“怪人”ジ・アンダーテイカーが、調印式を行うべく上半身裸、ニットキャップの戦闘モードで登場。祭典前に決着をつけるべく、調印式の机とイスをひっくり返してAJの登場を待った。だが入場曲が無人の場内に鳴り響いてもAJは現れない。すると場内のビジョンに、会場別室でThe OC(ルーク・ギャローズ、カール・アンダーソン)と調印証を持つAJの姿が…。策士のAJは延々と挑発を続け、自分がサインをした調印証をOCに預け、怪人に渡すよう命じた。

 恐る恐るリングに向かうOC。すると会場の照明が暗転し、気がつけばリングに仁王立ちしていたはずのテイカーはOCの背後に立っていた。そのまま怪人は2人にパンチとキックの連打でKOすると、調印証にサイン。AJはスクリーンの中で歯ぎしりするのみだった。

 番組が2時間を経過した時点でようやくこの日、最初の試合が行われ、US王者アンドラデ(30)が、前王者レイ・ミステリオと対戦。解説席には何と“女帝”ことWWE女子タッグ王者のアスカ(38=華名)が陣取った。天下の解説者で“南部の帝王”ジェリー・ローラー(70)を前にして「ワシがカブキ・ウォリアーズじゃ! ハ~イ、アスカで~す!」と人を食った口調で解説を始めた。

 なぜか「行け~、アンドラデ!」と王者の肩を持った女帝は「祭典ではタッグ王座の行方が注目されてるけど」とローラーに問われても、日本語で「何言っとんのじゃ、ボケ! ワシの悪口を言うヤツは片っ端から潰すだけじゃ!」と怖いもの知らずのタンカを切る。アスカの応援もむなしく、試合はミステリオがフロッグスプラッシュで勝利した。

 試合後はロウ女子王者で“ザ・マン”ことベッキー・リンチ(33)がカリスマ仕様のド派手な大型トラックで会場入り。ベルトを肩にリングインした。祭典では前NXT女子王者で、8日「エリミネーション・チェンバー(EC)」女子EC戦を制したシェイナ・ベイズラー(39)の挑戦を受ける。王者は挑戦者に厳しい言葉を吐き捨てると、堂々とベルトを掲げてリングを後にした。

 この日が3月16日ということもあり、最後を締めくくったのは「オースチン3:16(オースチン伝 第3章第16節の意味)」をキャッチフレーズとする“ガラガラ蛇”ことストーン・コールド・スティーブ・オースチン(54)だ。

 ガラスが割れる音が無観衆の場内に鳴り響くと、いつものように缶ビールを浴びながら入場。「3:16デイ」について長~いスピーチを終えると、解説者のバイロン・サクストン(38)に痛烈なスタナーを決めた。

 ここにベッキーがビールを抱えて入場。堂々たる態度でオースチンと乾杯するや、男同士のような抱擁を交わす。オースチンは再びサクストンにスタナーを決めると、ベッキーと豪快にビールのシャワーをまき散らす最高のエンディングで、波乱の大会は終了した。