【WWE】アスカ無念の失神負け 女子EC戦はシェイナ優勝

2020年03月09日 12時40分

アスカはシェイナ・ベイズラー(右)とエプロン上で壮絶な攻防を展開した(C)2020 WWE, Inc. All Rights Reserved.

【ペンシルベニア州フィラデルフィア8日(日本時間9日)発】WWEのPPV大会「エリミネーション・チェンバー(EC)」が開催され、女子EC戦(6選手参加)は前NXT女子王者シェイナ・ベイズラー(39)が、WWE女子タッグ王者の“女帝”ことアスカ(38=華名)との壮絶戦を制して勝利。祭典「レッスルマニア36」(4月5日、フロリダ州タンパ)でのロウ女子王者ベッキー・リンチ(33)への挑戦権を獲得した。アスカは無念のレフェリーストップ負けとなった。

 EC戦は金網で囲まれたリング内に選手を閉じ込めたガラス箱が設置され、時間差で戦う過酷マッチ。アスカ、シェイナ、ナタリア(37)、リブ・モーガン(25)、ルビー・ライオット(29)、サラ・ローガン(26)の6選手が地獄のリングで激突した。

 いち早く入場したアスカは最大のライバルと目するシェイナがリングインすると、ガラス箱の中から「来いやあ、コラ!」と威嚇。気合十分で決戦のゴングを迎えた。

 先頭はナタリアとライオット。名門ナイドハート家出身の大ベテランは、いきなり金網に叩きつけてエプロンでシャープシューター(サソリ固め)を仕掛ける。続けて入ったサラがいきなりのダイビングダブルニーを見舞うも、ナタリアは雪崩式パワーボムで2人をまとめて投げ捨て、流れを引き戻してしまう。

 そして4人目に本命のシェイナが登場。登場するなりわずか20秒でサラ、ライオットをキリフダクラッチ(リアネイキッドチョーク)で続けて葬ってしまう。さらにはナタリアをガラス箱に叩きつけてドアで挟むと、これまたキリフダクラッチでナタリアを絞殺。前NXT女子王者がたったの1分強で、地獄の戦場をさら地に戻してしまった。

 相手がいなくなったシェイナに対し、ガラス箱の中の女帝は「バーカ、バーカ!」「このアンポンタン!」などとかなり分かりやすい罵声で挑発を続ける。薄笑いで返したシェイナは、5人目に登場したリブもパワーボムの体勢で金網に叩きつけると、一気に絞め落とす。アスカのフラストレーションは蓄積される一方だ。

 そして開始から18分、ようやく最後に女帝が登場。ヒップアタックからバズソーキックを決めると、この試合初めてシェイナからダウンを奪う。しかしランニングキックは捕獲されて逆にアンクルホールドを決められてしまう。それでも蹴りで形勢を戻すや、必殺のアスカロックをリング中央で決めた。

 ここで前NXT女子王者が驚異の粘りを見せる。何と約3メートルも体をローリングさせて金網まで体を寄せると、立ち上がってアスカの体を叩きつけてエスケープ。息をもつかせない濃厚な攻防が続いた。しかしシェイナは前蹴りから必殺のクラッチを決めると、そのまま体を引き起こし、スタンドの状態でギリギリ絞め上げる。アスカも約20秒間耐えたが、両腕がダランとなって意識を失った瞬間、レフェリーが試合をストップ。21分38秒、シェイナがキリフダクラッチのみで驚異の5人抜きを果たし、地獄の戦場を制した。

 王者のベッキーは、バックステージのモニターでシェイナの勝利を見届けると、厳しい表情を浮かべた。実力はほとんど同格ながら、アスカは寸前で大魚を逃してしまった。しかし祭典までまだ4週間を残しており、まだまだ波乱は起きそうだ。
 またスマックダウンタッグ選手権として行われた男子EC戦(6チーム参加)は、王者のザ・ミズ(39)、ジム・モリソン(40)組が防衛に成功。試合巧者ぶりをいかんなく発揮して、最後に残ったウーソズ(ジミー&ジェイ)の猛追を振り切ると、2人がかりのジャックナイフ式エビ固めでジェイから3カウントを奪った。

「レッスルマニア36」は日本時間4月6日、WWEネットワークでライブ配信(日本語実況版あり)される。