【WWE】毒蛇オートンが“R指定の男”エッジの妻にも襲撃の暴挙

2020年03月03日 15時06分

オートン(左)にビンタを食らわせたベス(C)2020 WWE, Inc. All Rights Reserved.

【ニューヨーク州ブルックリン2日(日本時間3日)発】WWEのロウ大会が行われ、約9年ぶりに復帰した“R指定の男”エッジ(46)に再度重傷を負わせた“毒蛇”ランディ・オートン(39)が、エッジの妻で殿堂入りも果たした元WWE女子王者のベス・フェニックス(39)を襲撃する暴挙を働いた。

 エッジは2度に及ぶ首の手術を乗り越えて1月27日「ロイヤルランブル」(RR)で約9年ぶりにサプライズ復帰。しかし、かつて「レイテッドRKO」を組んでいた元相棒で後輩のオートンに襲撃された。毒蛇は翌日のロウ大会でもエッジをイスでメッタ打ち。救急車で搬送されたエッジは、首に再び重傷を負い現在も入院中とされている。

 メイン終了後に登場したベスはマイクを持つと「私の愛する夫エッジについて聞いてほしいことがある」と切々と語り始めた。するとそこに張本人であるオートンが複雑な表情でリングイン。青年時から大先輩の妻として尊敬していたベスに謝罪の意を込めて抱擁と握手を求めた。

 この行動にベスは激怒して「アンタは何を考えてるの。ハグも握手もできるわけないでしょ。このクソ坊主!」と鬼の形相で拒否。さらには「私はエッジの妻、2人の娘の母親としてひとつの決心を持ってこの場に立っているのよ!」と暴行を働いた真意の説明を迫った。

 すると毒蛇は切々とした表情でこう語り始めた。「エッジは2度とレスリングはできないだろう。責任は感じている。ベス、俺の話を聞いてくれ。1999年春、俺は18歳の時にセントルイスで父親のカウボーイ・ボブ・オートン・ジュニアに連れられてWWEの大会を見てからエッジのファンになった。彼は俺を一人前の男として扱ってくれた。握手しながら『頑張れよ』と言ってくれたんだ。俺は一生忘れないだろう。その後、俺はプロ入りしてエッジとレイテッドRKOを結成して王者になった。君の子供たちのことだって愛している。エッジは俺の人生を救ってくれたんだ」

 泣かせる話だ…。涙ぐむベスの前で毒蛇はさらに続けた。

「RRで俺はエッジを襲った。なぜなら彼には過酷な戦場に戻るよりも、君の夫であり、2人の娘の父親に戻ってほしかったからだ。あのまま戦っていたら二度と歩けないような重傷を負っていたかもしれない。誰かが止めなければならなかった。それなのに君は何のためにリングに上がっているんだ? ベス、こうなったのも君の責任じゃないのか? 君がエッジを止めるべきだった。だから分かってくれ。俺は、君も君の娘も、エッジも愛している…」

 しかし興奮しきったベスは、オートンに強烈なビンタで返答する。数十秒間の沈黙の後、毒蛇は正面からベスをニラみ続ける。耐えかねたベスが前蹴りを放つと、何とオートンは大先輩の愛妻にRKOを発射。大の字になったベスをリング上に残すと、悲しみに満ちた表情でステージ奥へと消えた。

 かつてのWWE女子王者はこの屈辱をどう受け止めるのか。何よりも重傷を負ったままのエッジは、オートンの凶行を病床で聞いて何を思うのか――。一時代を築いたレイテッドRKOの遺恨劇は、壮絶な局面へ突入した。