【WWE】マッキンタイアは男子RR歓喜の初V レスナー13人抜きで無念

2020年01月27日 17時24分

RR戦はレスナー(下)の独走を止めたマッキンタイア(左)が優勝(C)2020 WWE, Inc. All Rights Reserved.

【テキサス州ヒューストン26日(日本時間27日)発】WWE2020年最初のPPV大会「ロイヤルランブル(RR)」が当地のミニッツメイドパークで開催され、30選手参加の時間差バトルRR戦(オーバー・ザ・トップ・ルール)は、196センチの大器ドリュー・マッキンタイア(34)が初優勝。祭典「レッスルマニア36」(4月5日=日本時間6日、フロリダ州タンパ)での王座挑戦権を手中にした。

 公言していた通りWWE王者の“ビースト”ことブロック・レスナー(42)が1人目に登場。最初の相手アライアスをギターで破壊すると、次のエリック・ローワンは3秒で撃退。ロバート・ルードはF5、ジョン・モリソンはフロントスープレックスで2秒殺…。RR戦はまるでビーストの「29人掛け」の様相を呈してきた。

 しかし5人目に人気者で元WWE王者コフィ・キングストン、6人目に遺恨が深いレイ・ミステリオ、7人目にニュー・デイのビッグEが続けて登場すると、さすがのレスナーもさばき切れない。

 コフィのトラブル・イン・パラダイス(頭部への回転ハイキック)、ミステリオの619(ロープを使ったブーメランキック)でピンチを迎えるも、あっという間に3人を葬ってしまった。

 続くセザーロもラリアートで3秒殺。仲間のはずのシェルトン・ベンジャミンもジャーマンで何と9人連続撃退。11人目のインターコンチネンタル王者・中邑真輔ですら、必殺のキンシャサ・ニー・ストライク(ボマイェ)を抱え上げられて場外へ転落。復活した伝説の男・MVPまでF5で一蹴されてしまう。もはやこれはバトルロイヤルではない。誰がビーストを止めるのか――大観衆の興味はその一点に絞られた。

 流れを変えたのは全面対抗戦で男を上げたNXTの超巨漢キース・リーだ。タックル連打で攻め続け、この試合で初めて1分半を耐え抜く。“巨獣”ブラウン・ストローマンが登場すると、ようやく1対1の状態に終止符が打たれた。

 しかし巨獣とキースがもみ合うところを、レスナーはまとめてトップロープ越しに投げ捨てる。そして最後はあまりにあっけなく訪れた。リコシェ、ドリュー・マッキンタイアが入ると、リコシェが背後から急所打ち。苦悶するビーストの顔面にマッキンタイアがクレイモア(ランニング式シングルドロップキック)を叩き込んで場外に葬る。レスナーの独断場は実に13人抜き、27分23秒も続いた。

 ようやくRR戦の様相を呈してきたリング上はマッキンタイア、AJスタイルズ、ドルフ・ジグラー、カール・アンダーソンの4人に。そして21人目には何と殿堂入りも果たした「R指定の男」エッジが約9年ぶりに現役復帰。4人全員を鋭いスピアーでダウンさせて場内を熱狂させた。

 25人目に“毒蛇”ランディ・オートン、26人目にエースの〝大型犬〟ことローマン・レインズ、27人目にケビン・オーエンズが登場すると、一気に試合のスピードは加速。29人目のサモア・ジョーが入った時点で、リング上は7人、時間は50分を超えていた。
 そして最後の30人目にはセス・ロリンズが登場。新軍団のメンバー、バディ・マーフィー、AOP(アカム、レイザー)を率いてリングインしたから試合は大混乱を極めた。オーエンズがロリンズを投げ捨てても、AOPが受け止めリングに戻す。ロリンズはかつての盟友・レインズに握手を求めるも、スーパーマンパンチで拒絶されてしまう。最後はレインズ、オートン、エッジ、マッキンタイアの4人となった。

 1時間を超えた時点でかつて「レイテッドRKO」を組んでいたオートンとエッジが結託。マッキンタイアに合体RKOを見舞う。ところがプライドの高いエッジが、毒蛇の指示に激怒。背後から襲いかかり、場外に投げ捨ててしまう。結局はエッジも大型犬とのエプロンでの抗争に敗れ、最後はマッキンタイアがクレイモアでレインズを突き落とし、1時間1分8秒、歓喜の初優勝を決めた。

 感極まって涙を流したマッキンタイアは「レッスルマニア36」での王座挑戦権を獲得。レスナーの独走を止めたことから、ユニバーサル王座挑戦が濃厚となった。

 またWWE王座戦は王者の“ザ・フィーンド(悪魔)”ことブレイ・ワイアット(32)が、ダニエル・ブライアン(38)をマンディブルクローで沈めて王座防衛に成功した。