【WWE】レインズ コービン悪軍団の策略にはまり惨敗

2019年12月16日 14時14分

レインズはコービン(右)に怒りのスーパーマンパンチを見舞った(C)2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.

【ミネソタ州ミネアポリス15日(日本時間16日)発】WWE今年最後のPPV大会「TLC」が開催され、エースの“大型犬”ことローマン・レインズ(33)は“悪の王様”ことキング・コービン(35)との遺恨決着TLC戦で敵軍の策略に陥り、惨敗を喫した、。

 コービンは約4年ぶりに復活した9月の「キング・オブ・ザ・リング」で姑息な戦法を駆使して優勝。以降は「キング」を名乗りロバート・ルード、ドルフ・ジグラー、らと悪の軍団チーム・コービンを結成し、レインズに悪行の限りを尽くしていた。

 最近ではエースを完全に「犬扱い」して挑発行為を続けた。7日のスマックダウン大会では手錠をかけてコーナーポストに吊るし、ドッグフードを頭からブチ巻く蛮行を働いて、遺恨は極限状態に達していた。

 この日も大型犬がステージに登場すると、コービンは軍団専用のセキュリティー8人を突進させるが、レインズは微動だにしない。そのまま場外に悪の王を放り捨てると、場外戦で優位に立った。

 しかしコービンはラダーとイスを持ち出すとレインズを乱打。それでも正義の人・レインズは、凶器に頼ることなくスーパーマンパンチとビッグブーツであっさりペースを奪い返す。トドメのスーパーマンパンチはチョークスラムで返されるも、コーナーに設置されたイスに顔面から突っ込ませ、この日3度目のスーパーマンパンチ。正攻法では勝てないと見た大型犬は、ここでようやく机をリング上にセットした。

 だがコービンはドッグフードの缶詰でレインズの顔面を殴打すると、逆に机上スラム。悪の王様も人格には問題はあるが、やはり実力は超一品だ。さらにコービンは実況席でチョーク弾を狙うも、何とレインズが逆にサモアンドロップで投げ捨て机を真っ二つに割ってしまった。

 一気にレインズがスピアーを狙うと、ここで何とジグラーが不法乱入してスーパーキック。ジグラーはリング下から手錠を持ち出すが、怒った大型犬はドロップキックで2人を蹴散らす。ここでコービン軍のセキュリティー8人、さらにはザ・リバイバル(スコット・ドーソン、ダッシュ・ワイルダー)まで乱入する。これはもはや試合ではない。

 それでもレインズは鬼の形相でノータッチトペから竹刀攻撃で、場外のコービン軍合計12人を蹴散らす大奮闘を見せた。しかしリングに戻れば1対4の超ハンディ戦状態だ。ジグラーがジグザグ(飛びつき式リバースブルドッキング弾)、リバイバルがシャッターマシーン(合体式顔面砕き)、そしてコービンがイス上へのエンド・オブ・デイズ(スイング式顔面砕き)…。ここまで強力な波状攻撃を食らえばさすがのエースも立てるわけがない。ゆっくりと3カウントが入り、大型犬がチーム・コービンの軍門に下った。

 場内には罵声と号泣が渦巻く。レインズは無言でレフェリーの肩を借りて引き揚げるも、バックステージで気を取り戻すとメイン終了後までコービンと大乱闘を演じた。正攻法を貫いた姿勢が敗因となったものの、恥じる必要はない。次回こそ完全決着ルールで、大型犬が姑息な悪の王様を粉砕してくれるはずだ。

【関連記事】