【イリノイ州シカゴ25日(日本時間26日)発】WWEのロウ大会が当地のオールステート・アリーナで開催され、アスカ(38)がシャーロット・フレアー(33)とのシングル戦で勝利を収めた。

 アスカは前夜のPPV「サバイバー・シリーズ」で行われた「3大ブランド対抗女子5対5マッチ」の最中に、共闘していたシャーロットに緑の毒霧を浴びせて仲間割れ。この日の大会では「カブキ・ウォリアーズ」のカイリ・セイン(31)をセコンドに従え、シャーロットとの一騎打ちに臨んだ。

 得意のヒップアタックや裏拳を繰り出して試合のペースを握ったアスカは、シャーロットによってカイリが会場から追い出されサポートを失ってからも腕十字固め、三角絞めと攻め手を緩めない。それでも怒れるシャーロットのボストンクラブ、さらにはスピアーと猛反撃にさらされ一進一退の攻防が続いた。

 するとその間に、カイリが再びリングサイドに登場する。セコンドがレフェリーの目を引き付けているスキに、アスカはシャーロットにグリーンミストを噴射。すかさず丸め込んで、電光石火の3カウントを奪ってみせた。女王の美しい顔を2夜連続でハナ肇の銅像のように緑で染め上げた女帝。両者の遺恨は深まる一方だ。