【WWE】レスナー非情の防衛 ミステリオ愛息のタオル無視し完全粉砕

2019年11月25日 16時01分

ミステリオは息子ドミニク(左)を襲うブロック・レスナーの背後から急所打ち(C)2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.

【イリノイ州シカゴ24日(日本時間25日)発】WWEのPPV大会「サバイバー・シリーズ」が開催され、WWE王者で“ビースト”ことブロック・レスナー(42)は、親子で涙の大奮戦を見せたレイ・ミステリオをF5で完全破壊。王座防衛に成功した。

 度重なる乱闘劇を続けてきたレスナーとミステリオ。息子のドミニクまで暴行を受けたミステリオは、3週間前のロウ大会でビーストを襲撃して遺恨はピークに達していた。だが体格差はいかんともしがたく、開始から狂える獣と化したレスナーが、ミステリオを防戦一方に追い込んだ。

 そして5分過ぎには鉄パイプでメッタ打ちにしようとするが、ここで愛息ドミニクがタオルを投入。しかしレスナーはタオルを投げ返してドミニクをリングに上げて恫喝する。

 ドミニクもレスラーの息子だ。何と両手を合わせてハンマーを王者のボディーに叩き込むと生命の危機を回避。逃げるどころか、今度はイスを持ち込んでレスナーの背中を打ち抜いたからビックリだ。

 息子の命懸けの奮闘を見て親父が燃えた。イスを受け取ると脳天から一撃。さらにはドミニクとの競演で合体619(ロープを利用したブーメランキック)を王者の顔面に決める。さらにドミニクは最上段に上ると、スーパースター中のスーパースター、故エディ・ゲレロさんをほうふつとさせるフロッグスプラッシュ一撃。父親も別コーナーから同じ技を叩き込み、ベルトをグイッとたぐり寄せた。

 だが王者のスタミナは底なしだった。ドミニクを非情なジャーマンで投げ捨てると、父親には高角度のF5一撃。アッサリと形勢をひっくり返して防衛に成功した。ミステリオは敗れたものの、愛息との合体攻撃でネットワークを観戦していた世界中のユニバース(ファン)の涙を誘った。ドミニクの正式デビューが待たれるところだ。

 またWWEユニバーサル王者の“ザ・フィーンド(悪魔)”ことブレイ・ワイアット(32)は、“イエス男”ダニエル・ブライアン(38)をマンディブルクローで葬って王座防衛に成功した。

 メインの女子3大ブランド王者3人がそろった女子3WAYトリプルスレッド戦は、NXT女子王者シェイナ・ベイズラー(39)が大奮闘。ロウ女子王者で“ザ・マン”ことベッキー・リンチ(32)を実況席上へのパワーボムで排除すると、SD女子王者ベイリー(30)のダイビングエルボーをそのままキリフダクラッチで捕獲して大殊勲の勝利を挙げた。

 怒りが収まらないカリスマ・ベッキーは試合後に大荒れとなりシェイナを実況席上で制裁。今後に遺恨を残した。この結果、3軍対抗戦はNXT3勝、ロウ2勝、SD1勝とNXT軍が圧勝。NXTを統括するトリプルH最高執行役員(50)は、勝利の雄たけびをシカゴの夜空に響き渡らせていた。