【WWE】中邑 AJの策略にはまり北米王者に屈辱の3カウント

2019年11月25日 16時00分

中邑真輔はAJスタイルズ(右)にヒザ蹴りを放つ(C)2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.

【イリノイ州シカゴ24日(日本時間25日)発】WWEのPPV大会「サバイバー・シリーズ」が開催され、インターコンチネンタル王者の“黒いロックスター”こと中邑真輔(39=スマックダウン)はUS王者AJスタイルズ(42=ロウ)、NXT北米王者ロデリック・ストロング(36)との3軍対抗トリプルスレッド戦に出陣。AJの策略にはまり、NXT北米王者に3カウントを許してしまった。

 まず中邑が出た。ストロングを邪魔だと言わんばかりに排除すると、かつてWWE王座を争ったライバルのAJに猛攻を仕掛ける。顔面へ無数の蹴りを放つと、フェノメナール・フォアアームもロープを揺らして余裕で墜落させる。さらには顔面へのヒザ、脳天砕きで序盤を完璧に制した。

 しかし5分過ぎからノアにも参戦経験がある北米王者が、緊張が解けたように一気に反撃へ。中邑をデス・バイ・ロデリック(ダブルニー式バックブリーカー)でダウンさせると、AJの執拗なスリーパーにも耐え抜く。その後も逆水平、エルボー連打、顔面砕きでIC王者とUS王者を圧倒した。

 中邑も黙ってはいない。ストロングがホイップしたAJにジャンピングキックを決めると、ウシゴロシとスタイルズクラッシュを回避。蹴りを叩き込んで反撃するも、背後から北米王者が襲ってきたため、一時リング下にエスケープ。AJが抱え上げたストロングにトップロープからライダーキックを決めた。

 決めるしかないと踏んだ中邑は必殺のキンシャサ・ニー・ストライク(ボマイェ)を狙うも場外からAJが足を引っ張ってじゃまをする。もちろん中邑は激怒。気を取り直して顔面へヒザを落としてダウンを奪うや、再度のキンシャサ弾へ。しかしこれも場外から蘇生したAJのフェノメナール弾に妨害されてしまう。

 さすがに怒った中邑はダウンしたストロングの上に、ランドスライドでAJを叩き落とす。そしてこの日、3度目のキンシャサ弾がようやくストロングに炸裂。ところがこれもAJに妨害され3カウントは奪えない。AJの「中邑からフォールを奪う」という執念はある意味、見事だった。

 15分過ぎに中邑とAJの1対1となるや、中邑のキンシャサ弾がAJにヒット。逆にUS王者は豪快なフェノメナール弾で反撃してカバーの態勢に入る。ところがここで蘇生したストロングがリング上に滑りこんでAJをリング下に投げ捨て大殊勲の3カウントを奪ってしまった。

 完全にAJに勝利を阻止された中邑だが、卓越した技術でまたひとつ評価を上げ、NXT北米王者を新たなステージに引き上げる度量の深さも証明した。

 また3軍対抗5対5マッチは、最後にスマックダウン(SD)のキャプテンで“大型犬”ことローマン・レインズ(34)、盟友でロウのセス・ロリンズ(33)が残るも、NXTの最重量アンコ型男キース・リー(35=188センチ、150キロ)の大健闘に苦しんだ。

 一瞬、実況席へ伝説の最強ユニット“ザ・シールド”のシールドボムを狙いシカゴのファンを興奮の渦に巻き込んだが、ロリンズはキースのジャックハマーに沈没。最後は大型犬が入魂のスピアーでキースを介錯した。レインズはアンコ型男の大健闘をたたえ、拳と拳を突き合わせた。