【ペンシルベニア州フィラデルフィア15日(日本時間16日)発】WWEのスマックダウン(SD)大会が開催され、“黒いロックスター”ことインターコンチネンタル王者・中邑真輔(39)と“米国の外道”ことマネジャー役のサミ・ゼイン(35)が、“イエス男”ダニエル・ブライアン(38)の勧誘にまたもや失敗した。

 バックステージでゼインは「我々はこれまでオファーを続けてきたが、君は黙ったままだ。お願いだ、ブライアン。今、ここで返答がほしいんだ。俺たちは君が必要だ。君に一緒にいてほしいんだ」と、ロス道場時代の盟友・中邑とともに正面から説得した。

 熟考した末、ブライアンは「それならなぜ“ザ・フィーンド”(悪魔)が俺を襲ってきた時に逃げたんだ?」と先週大会でユニバーサル王者ブレイ・ワイアット(32)が襲撃した際、サッサと逃げた2人に詰め寄った。ゼインは二の句が継げられない。

 畳みかけるようにブライアンは「俺にゼインの助けは必要ない。仲間にはならない。仲間にするならブラウン・ストローマンがいいんじゃないかな」と勧誘を断り、その場を去った。

 ここでストローマンが中邑とゼインの前に登場。ゼインはストローマンをにらみつける中邑を引っ張りながら、何とか場をとりつくろって引き揚げた。

 勧誘大作戦に失敗した中邑は、自身のツイッターを通じて「ブライアンと試合する日がくることを心から望んでいる」とブライアンに対して泣かせるメッセージを送った。果たしてイエス男と黒いロックスターが再会するときは訪れるのか――。