【WWE】アスカ&カイリ快挙!日本人初のWWE女子タッグ王座奪取

2019年10月07日 13時31分

WWE女子タッグ王座を奪取したアスカ(左)とカイリ(C)-2019-WWE,-Inc.-All-Rights-Reserved.

【カリフォルニア州サクラメント6日(日本時間7日)】WWEのPPV大会「ヘル・イン・ア・セル」が開催され、日本が世界に誇るカブキ・ウォリアーズことアスカ(38=華名)、カイリ・セイン(31)組が、WWE女子タッグ王者のアレクサ・ブリス(28)、ニッキー・クロス(30)を撃破。日本人として初めて同王座奪取の快挙を達成した。

 開始からカイリが躍動。握手すると見せかけて敵軍をコーナーにホイップする。その後もアスカとの目まぐるしいタッチワークで王者組を圧倒。場外に落ちたアスカはアレクサのスライディングキックを浴びるも、逆に強烈なバズソーキックでペースを譲らない。

 その後も女帝はヒップアタック、ロープを絡めたコブラツイスト、アンクルロックで小悪魔を翻弄。一度はロープに逃げられるもヒザ十字固め、逆片エビ固めで動きを止めた。

 受けた海賊姫は行進ポーズからコーナーのニッキーを突き飛ばし、うずくまるアレクサに豪快なスライディングD。直後に交代したアスカはアンクルホールドをアレクサに決め、徹底した足殺しを続けた。

 カイリはアラバマスラムからインセインエルボーを狙うも、これはニッキーがヒザで迎撃。それでも王者組のダメージが深いと見るやアスカは非情な顔面キックの連打で勝負に出た。海賊姫もコーナーで待機する小悪魔の足をつかんで離さない好アシストを見せる。

 するとアスカはニッキーの顔面にまさかのグリーンミストを発射。すかさずハイキックを顔面に決めて大殊勲の3カウントを奪った。

 口を緑色に染めたアスカはベルトを右手で掲げて、カイリは海賊姫らしく獲物を誇示するようにベルトを首に巻いて場内の大歓声を浴びた。

 日本人女子によるタッグ王座奪取は、WWEの前身・WWF時代の1988年1月24日に「ロイヤルランブル」で全日本女子プロレスの立野記代、山崎五紀組がWWF世界女子タッグ王座(89年2月に廃止)を奪取して以来、実に31年9か月ぶりの快挙となる。

 今年4月にカイリがNXTから昇格後から、コンビを組み続けてきたウォリアーズは、結成わずか半年で第4代王者となった。今年2月に新設された王座の最長保持記録は第2代王者アイコニックス(ビリー・ケイ、ペイトン・ロイス)の120日間。待望の初戴冠を果たしたアスカ&カイリは女子タッグ戦線で突出した実力を誇っており、長期政権が期待できそうだ。

 メインのWWEユニバーサル王座戦は天井付き金網マッチで行われ、場内は地獄を連想させるような赤く薄暗い照明に転じる。元教祖の“ザ・フィーンド(悪魔)”ことブレイ・ワイアット(32)が王者セス・ロリンズ(33)に挑むも、悪魔が持ち出したスレッジハンマーを逆に王者が奪って殴打したため、反則負け(ルールにより王座の移動なし)となった。

 試合後もワイアットは、場外でマンディブルクローやシスターアビゲイルなどで王者を圧倒。遺恨だけが深まる結果となった。

 またロウ女子王座戦は、ベッキー・リンチ(32)がサーシャ・バンクス(27)をディスアーマー(腕固め)で一蹴。スマックダウン女子王座戦は女王様シャーロット・フレアー(33)がベイリー(30)をフィギュアエイト(ブリッジ式足4の字固め)でギブアップさせて王座奪還。いずれも世代交代を阻止した。