【カリフォルニア州サンフランシスコ23日(日本時間24日)発】WWEのロウ大会が行われ、次回PPV大会「ヘル・イン・ア・セル」(10月6日、カリフォルニア州サクラメント)で“ザ・マン”ことWWEロウ女子王者ベッキー・リンチ(32)に挑戦する“ザ・ボス”サーシャ・バンクス(27)が、WWE女子タッグ王者のニッキー・クロス(30)を撃破。5回目の同王座戴冠へ弾みをつけた。

 サーシャは相棒のスマックダウン(SD)女子王者ベイリー(30)を、ニッキーは王座を保持する小悪魔アレクサ・ブリス(28)をそれぞれ帯同してリングイン。試合は予想通りに両軍のセコンドが介入し、サーシャはニッキーのブルドッキングヘッドロック、場外への空爆弾などパワーファイトで苦戦を強いられる。

 しかし6分過ぎから巧みな試合運びでニッキーの足を絡めとると、複雑な関節攻撃で動きを止めて、低空ミサイル弾を連発する。最後はコーナーからのダイビングボディーアタックを空中で受け止めてクルリと後方へ回転。クロスフェースロックでタップを奪った。

 試合後はアレクサにもバンク・ステートメント(バックスタバーからのクロスフェースロック)を決め、盟友ベイリーと抱擁を交わした。ベッキーから王座奪還となれば、ロウとSD女子王者による豪華なコンビが、WWE女子タッグ王座挑戦に向かうかもしれない。

「ヘル・イン・ア・セル」は日本時間10月7日にWWEネットワークでライブ配信(日本語版実況あり)される。