【ノースカロライナ州シャーロット15日(日本時間16日)発】WWEのPPV大会「クラッシュ・オブ・チャンピオンズ」で、ユニバーサル王者セス・ロリンズ(33)が“巨獣”ブラウン・ストローマン(36)とのパートナー対決を制して王座を防衛した。

 まずはロウタッグ王者として、2人はドルフ・ジグラー&ロバート・ルードと激突。試合中にストローマンがルードを突き飛ばすと、そのルードがロリンズに誤爆。最後はルードがロリンズにグロリアスDDT(リフトアップ式DDT)を決めて3カウントを奪取。王座から陥落したロリンズとストローマンの間に軋轢(あつれき)が生じた。

 そして、メインではロリンズとストローマンがユニバーサル王座戦で激突。体格的に優位なストローマンがショルダータックル、ヘッドバットを繰り出して攻め込めば、ロリンズはスーパーキック3連発からフロッグスプラッシュで反撃して互角の攻防を展開。終盤にロリンズはスリーパーからのストンプ(後頭部への踏みつけ攻撃)3発を放ったが、決定打にならない。何度も起き上がる相棒に驚くロリンズだったが、最後はこの試合4発目のストンプでトドメを刺した。

 試合後、ロリンズがステージでベルトを掲げて勝利をアピールすると突然、会場が暗転した。そこには不気味な仮面の“教祖”ブレイ・ワイアット(32)が現れて宣戦布告とばかりにロリンズを襲撃。シスターアビゲイルを決めて暗闇に消えた。