【ノースカロライナ州シャーロット15日(日本時間16日)発】WWEのPPV大会「クラッシュ・オブ・チャンピオンズ」が開催され、“黒いロックスター”ことインターコンチネンタル王者・中邑真輔(39)は、ザ・ミズ(38)を退け王座防衛に成功した。

 マネジャー役のサミ・ゼイン(35)がマイクで声援を送る中、中邑は「カモーン」と挑発するとニードロップやアームバーで攻め込む。さらにスライディングジャーマンからキンシャサ・ニー・ストライク(ボマイェ)を繰り出すも、これをミズに避けられてコーナーに誤爆。ここから4の字固めに捕まりピンチを迎えた。

 しかし、ゼインがレフェリーの死角でミズの脚を引っ張って介入すると、その隙に中邑が背後からキンシャサ弾。これはカウント2で返され悔しがる中邑は再びキンシャサ弾を狙うも、今度はミズが中邑を捕らえてスカルクラッシングフィナーレ(フルネルソン式顔面砕き)を決める。だが、ここでレフェリーがリングに入ろうとするゼインを制止したためカウントを数えられない。

 怒りが爆発したミズは場外にいたゼインを追い回す。すると中邑がミズを捕らえてポストに叩きつけ、最後は渾身のキンシャサ弾を叩き込んで3カウントを奪取。ゼインの策略も奏功し、ベルトを守った。試合後のインタビューでゼインは「この王座はアーティストでキング・オブ・ストロングスタイルの中邑が持つからこそ、今までより価値がある」とパートナーを絶賛した。