【ノースカロライナ州シャーロット15日(日本時間16日)発】WWEのPPV大会「クラッシュ・オブ・チャンピオンズ」が開催され、注目のロウ女子王座戦は反則裁定に終わった。

 王者の“ザ・マン”ことベッキー・リンチ(32)は、“ザ・ボス”サーシャ・バンクス(27)と激突。序盤からディスアーマー(腕固め)を狙うベッキーに対し、サーシャも打撃からバンク・ステートメント(バックスタバーからのクロスフェースロック)を繰り出す。

 しかし、これをパワーで返したベッキーはエクスプロイダーからレッグドロップを決める。サーシャも串刺しのダブルニーから再びバンク・ステートメントで捕らえるも、ベッキーがディスアーマーで返して大技の攻防を展開。決定打とならずにイラついたサーシャは、レフェリーの死角を突いたパイプイス攻撃からヒザを叩き込んだが、ベッキーも対抗してイス攻撃を繰り出す。

 ところが、レフェリーに誤爆。レフェリー不在の中、客席での殴り合いに発展した。最後はベッキーがイスを使ったディスアーマーをリング上で決めるや、スタッフやレフェリーが駆けつけて反則裁定のゴング。試合には敗れたベッキーだが、ベルトの移動はなく、王者のままリングを下りた。