【WWE】中邑 聖地MS・Gでミズに先制の一撃!

2019年09月11日 12時33分

IC王者としてMS・Gに初登場した中邑はザ・ミズ(下)をKOした(C)2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.

【ニューヨーク10日(日本時間11日)発】WWEのスマックダウン(SD)大会が開催され、“黒いロックスター”こと中邑真輔(39)がインターコンチネンタル(IC)王者として初めて格闘技の聖地マジソンスクエア・ガーデン(MS・G)のリングに立った。

 中邑は、4日後に迫ったPPV大会「クラッシュ・オブ・チャンピオンズ(CC)」(15日、ノースカロライナ州シャーロット)でIC王座戴冠8度を誇るザ・ミズ(38)の挑戦を受ける。この日の第1試合では実況席にふんぞり返り、ミズ対アンドラデ(29)戦の解説を務めた。

 内容も前代未聞だった。中邑は“米国の外道”こと小悪党サミ・ゼイン(35)をマネジャー役としてからは、無言を貫いていた。ところが解説席では実況陣を小バカにするような投げやりな態度を決め、日本語で解説を続けたのだ。

 決戦への意気込みを聞かれると「リングのことをベラベラしゃべるのは性分じゃない。サミが勝手にしゃべってるからよ。俺はチャンピオンとしてミズを叩きのめすだけだからよ」と不敵に言い放つ。試合が熱戦となっても「まあ頑張ってるけど、これからは俺の時代でしょ」と王者として上から目線で語り続けた。

 10分過ぎにはミズが実況席の中邑にアンドラデを放り投げて挑発するも、王者は余裕の表情だ。

 US王者時代、WWE王座挑戦期より格がかなり上がったことの証明ではあるが、8分過ぎからは適当な解説に拍車がかかる。ミズ戦のポイントを聞かれると「いいからお前は黙っとけ」。その後は何を聞かれても「うるせえ」「頼むから黙ってくれよ」「いいから黙れ」とあからさまに解説者としての責務を放棄してしまう。実況陣は困惑の表情を浮かべるしかなかった。

 結局、勝負はミズがスカルクラッシングフィナーレ(フルネルソン式顔面砕き)で快勝。その直後だ。実況席から立ち上がった中邑が、ゆらりとリングイン。無防備となったミズの後頭部にトップスピードで蹴りを叩き込んだのだ。

 中邑はすぐさまコーナーでたぎりながら、前のめりにマットに倒れ込んだ挑戦者が立ち上がるのを待つ。そしてミズが顔を上げた瞬間にキンシャサ・ニー・ストライク(ボマイェ)一撃。決戦4日前で、あまりに強烈すぎる先制打を放った。
 
 この直前にはオープニングで怪人アンダーテイカーが降臨。前夜のロウ大会で冒頭を飾ったストーン・コールド・スティーブ・オースチン(54)に続くレジェンドの登場に、会場は大歓声に包まれた。

 ここでテイカーに絡んだのが中邑のマネジャー役・ゼインだ。怪人のスピーチを邪魔すると「確かにアンタは偉大でMS・Gは30年以上もアンダーテイカーの庭だった。だが時代は変わった。もうサッサと出てってくれ」と失敬な言葉でレジェンドを侮辱。怒った怪人にチョークスラムで葬られ、遺恨を残した。

 この日の流れを考えると、中邑対アンダーテイカーという超異色の初対決も急浮上してくる「CC」でミズを退ければ“黒いロックスター”はまたハイレベルな戦いへ足を踏み入れそうだ。

「クラッシュ・オブ・チャンピオンズ」は日本時間16日、WWEネットワークでライブ配信(日本語実況あり)される。