【WWE】王者コフィ・キングストン オートンに家族侮辱されブチ切れ暴走

2019年08月12日 12時30分

試合後も竹刀でオートン(左)をメッタ打ちにするコフィ(C)2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.

【カナダ・トロント11日(12日)発】WWE真夏の祭典「サマースラム」が開催され、“毒蛇”ランディ・オートン(39)の挑戦を受けたWWE王者コフィ・キングストン(37)が突然の大暴走。両者リングアウトの不完全燃焼に終わった。

 先制したのはオートンだ。開始直後、最上段の王者を場外に撃墜すると、実況席へバックドロップ連打。しかし王者は雪崩式脳天砕きを、逆に飛びつき式DDTで返し、ブーンドロップ(ダブルレッグロック)で形勢を五分に戻す。エレベーテッドDDTを場外に落とすや背面空中アタック弾。しかし毒蛇は2度目のエレベーテッドDDTを決めると勝負に出た。

 じっくり間合いをはかると必殺のRKO。これは逆さ押さえ込みで返されるが、直後のフライングボディーアタックは空中で捕獲して、鮮やかなカウンターのRKOを決めた。

 この後、オートンが最前列で観戦していた王者の愛妻と子供に暴言を吐くと、コフィが激怒。勝負度外視の殴り合いに発展し、両者リングアウトのゴングが鳴らされた。

 終了後もスイッチが入ったコフィの暴走は止まらない。竹刀を手にすると毒蛇をメッタ打ちにする。万人に愛される王者とは思えない鬼のような形相で、再戦は必至の状況となってきた。

 またUS王者AJスタイルズ(42)は、リコシェ(30)を撃破して防衛に成功。宇宙飛行士のような新コスチュームに身を包んだリコシェはThe OC(カール・アンダーソン、ルーク・ギャローズ)の介入にもめげず、いきなりエプロンから場外へのリバースフランケン、さらには右足のみでロープに立つスワンダイブ式ラリアートで王者を焦らせた。

 しかし場外へのスライディングキックで形勢逆転に成功したAJは、相手が右足首を痛めたことを見逃さず一気にカーフクラッシャーへ。これは挑戦者の変型コブラクラッチスリーパーに返された。

 だが直後にリコシェが放った630°スプラッシュを何と王者が立ち上がって空中で捕獲、そのままスタイルズクラッシュを決めて3カウントを奪った。挑戦者はコーナーに立った瞬間、引きずり下ろそうとしたOCの介入を蹴散らすことに集中力を奪われ、AJに蘇生する時間を与えてしまったことが痛かった。

 また、殿堂入りも果たした怪物・ゴールドバーグ(52)が6月のサウジ決戦以来、約2か月ぶりに登場。スピアーから必殺のジャックハマーでドルフ・ジグラー(38)をわずか1分48秒で葬った。往生際が悪いジグラーは再戦を訴えるも、リングに舞い戻ったゴールドバーグはスピアー一撃。再々戦を要求されると、またもやスピアーでKOして“1日3勝”を決めた。

 遺恨深まるシェーン・マクマホン(49)とケビン・オーエンズ(35)の「オーエンズが負けたら即解雇マッチ」は試合前、シェーンが配下のアライアス(31)をサブレフェリーに指名。案の定、要所でアライアスが介入して勝負にならない。ポップアップパワーボム、フロッグスプラッシュは完璧に決まったが、アライアスが妨害して3カウントに届かない。

 さすがに激怒したオーエンズはレフェリーがアライアスと衝突してダウンする間に、アライアスをイスでKO。さらにはシェーンに急所蹴りを入れたところでレフェリーが蘇生。すっかり正義の人となったオーエンズがスタナーで3カウントを奪い、WWE解雇のピンチを脱して大観衆の祝福を受けた。

 また怪奇派に戻った元ブレイ・ワイアットことザ・フィエンド(悪魔の意)はフィン・ベイラー(38)と激突。場内が暗転すると、邪悪な魂が宿った獣のような姿で登場。ベイラーのクー・デ・グラ(ダイビングスタンプ)を避けると、そのままアゴを捕らえる顔面クローで失神させた。ベイラーは大の字のままピクリとも動かず3カウントが入った。悪魔の次なる獲物は誰か――。