【WWE】“狂気の教祖”ワイアット復帰 暗闇リングでベイラー襲撃

2019年07月16日 14時23分

不気味なマスクをかぶったワイアットがベイラー(下)を襲撃(C)2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.

【ニューヨーク州ユニオンデール15日(日本時間16日)発】WWEのロウ大会に前夜のPPV大会「エクストリーム・ルールズ」の余波が直撃した。

 中邑真輔(39)に敗れてインターコンチネンタル(IC)王座を失ったフィン・ベイラー(37)は、同じくWWE王者コフィ・キングストン(37)に敗れたサモア・ジョー(40)と激突した。

 ベイラーは「中邑に敗れて王座は失ったことは認める。だが立ち止まっているわけにはいかない。必ずもう一度、ICのベルトを取りもどす」と決意を語ってリングへ向かった。いわば王座戦線での生き残りをかけた「敗者復活戦」となったが、ジョーのパワー殺法を耐え切ったベイラーは、一瞬のスキをついた十字架固めで後方へクルリと丸め込んでカウントを奪った。

 恐怖の瞬間はその直後に訪れた。負けを認めないジョーがコキーナクラッチを仕掛けるも、ベイラーはクー・デ・グラ(ダイビングスタンプ)を決める。すると場内は一気に暗転。怪人ジ・アンダーテイカーの降臨かと思いきや、おどろおどろしい効果音の後は数十秒間、真っ暗になったままで、リング上からは攻防を繰り広げる音だけが鳴り響く。

 そしてピンスポットが当たると、そこには悪魔か伝説上にしか存在しない獣のようなマスクをかぶったブレイ・ワイアット(32)の姿が…。すでにワイアットはベイラーをシスターアビゲイルの体勢に捕らえている。そのまま強烈な一撃を食らわせると、照明が再度消え、不気味な高笑いだけが響いた。

 ワイアットは悪の教団ワイアット・ファミリー消滅後、マット・ハーディーとの不毛な抗争→共闘を経て、4月からは180度イメチェンを果たし、ロウ内の「ファイヤーフライ・ファンハウス」なる子供向けのコーナーをスタート。「優しいけど、どこか狂気に満ちた危ないオジサン」を演じていた。しかし最近は放送も中断しており、いよいよ狂気の教祖が本格復帰したことになる。

 標的にされたベイラーも災難だが、ワイアットは今後、誰に照準を合わせるのか。王座戦線とは別に新たな火種が生まれてしまった。