WWE14日(日本時間15日)のPPV大会「エクストリーム・ルールズ」(ペンシルベニア州フィラデルフィア)でWWE王者コフィ・キングストン(37)に挑戦するサモア・ジョー(40)が、4人のレジェンドにささげる王座取りを誓った。

 6月の日本公演を「ベストな結果ではなかったけど、日本で試合できるのはいつもうれしい。ファンはプロレスを見る目が肥えているし、エネルギーは自然と上がるよね」と振り返る。

 2001年にZERO―ONE(現ゼロワン)に初来日。07年10月にはノアで、故三沢光晴さんとGHCヘビー級王座を争った。「多くのレジェンドと戦え、実力を試せたことは自分のキャリアにとって大きいことだった」と胸を張る。

「三沢さんが亡くなられたことは本当に寂しいが、彼の貢献と功績は偉大だ。シングルマッチは今も大切な記憶に残る。小橋建太は最大の敵だった。彼を米国のファンに紹介できて本当によかった。橋本真也、藤原喜明も、自分をレスラーだけでなく人間として大きく成長させてくれた」 

 だからこそWWEでの活躍と成功で恩返しするつもりだ。「日本を含め世界中でプロレスに変革の時期が訪れていると思う。その時代に加われてうれしい。大きなタイトルを取って、日本のファンをもっと楽しませられるようにしたい」と約束。初のWWE王座取りへ気迫をみなぎらせた。