【ニューハンプシャー州マンチェスター9日(日本時間10日)発】WWEのスマックダウン(SD)大会が開催され、日本が世界に誇るカブキ・ウォリアーズことアスカ(37=華名)、カイリ・セイン(30)組は、WWE女子タッグ王者のアイコニックス(ビリー・ケイ、ペイトン・ロイス)に仮病を使われ王座戦から逃げられた。

 カブキ・ウォリアーズは凱旋試合となった6月28日の日本公演(両国国技館)でアイコニックスに勝利して次期王座挑戦権を獲得。この日は代理人のペイジ元GM(26)とともに王者組を挑発した。

 バックステージでペイジが「今夜、王座戦の予定よね?」と問いかけると、ペイトンは「今夜ですって? そんなの無理よ。ほら、ビリーが病気なの…」とミエミエの言い訳。受けたビリーは「ああ、もうクラクラよ。ドクターを呼んで!」と見ているほうの頭が痛くなるような演技を始めた。

 さすがにバカ負けしたペイジは「もうやめてちょうだい! 本当にイライラするわ。アンタたちは偶然、王者になってから、逃げることと言い訳しかしてないわよね」と正論で王者組を問い詰めてビリーに平手打ちを食らわせた。

 さらにペイジが「王座戦は今夜じゃないかもしれないけど、すぐだからね!」と言い放つとアスカとカイリは、正面から無言で腕を組んでにらみつける。あまりの迫力に押されたビリーは「ゴホゴホッ」とせき込むふりをして視線をそらした。もはやカブキ・ウォリアーズの王座奪取は時間の問題となってきた。