【ニュージャージー州ニューアーク9日(日本時間10日)発】WWEのロウ大会が開催され、スマックダウン女子王者のベイリー(30)が災難に見舞われた。

 ベイリーは5日後のPPV大会「エクストリーム・ルールズ(ER)」(14日、ペンシルベニア州フィラデルフィア)で謀略女王こと小悪魔アレクサ・ブリス(27)の挑戦を受ける。この日はアレクサ配下の怪女ニッキー・クロス(30)と「ビート・ザ・クロック・チャレンジ」(試合時間の短さで勝敗を決める)で勝負した。勝者が「ER」の王座戦ルールを決められるという条件つきだ。

 まずベイリーはサラ・ローガン(25)を4分32秒、サンセットパワーボムでアッサリ料理。しかしダナ・ブルック(30)を迎え撃ったニッキーはわずか1分50秒、スインギングネックブリーカーで沈めてしまった。

 ベイリーに2分以上の差をつけて勝利したニッキーは「ERではあたしを入れた2対1ハンディ戦にしようよ。あたしがアレクサをアシストして彼女を王者にさせるからさ」と要求した。

 あまりに長い演説にキレたベイリーはニッキーの顔面に強烈なビンタを見舞う。庶民派の王者にしては珍しい行動だ。

 ベイリーは「ER」のハンディ戦を了承すると、ベイリー・トゥ・ベリーで投げ捨ててからダイビングエルボードロップでニッキーをKOした。王者全員に試練が与えられた「ER」を、庶民派の人気者はクリアできるのか。

「エクストリーム・ルールズ」は日本時間15日、WWEネットワークで生配信(日本語実況版あり)される。