【オレゴン州ポートランド25日(日本時間26日)発】WWEのスマックダウン(SD)大会が開催され、メインではWWE王者のコフィ・キングストン(37)が、3本勝負でドルフ・ジグラー(38)を撃破。23日のPPV大会「ストンピング・グラウンズ(SG)」金網戦のリマッチを制した。

 ジグラーが勝てば次回PPV大会「エクストリーム・ルールズ(ER)」(14日、ペンシルベニア州フィラデルフィア)のWWE王座戦(コフィ対サモア・ジョー)はトリプルスレッド戦に変更される条件だったが、1対1のタイの後、王者がトラブル・イン・パラダイス(頭部への回転ハイキック)を決めて快勝した。

 これで王座戦は当初の予定通り挙行されることになった。

 また「SG」で謀略女王こと小悪魔アレクサ・ブリス(27)を退けたSD女子王者のベイリー(30)は、アレクサ配下の怪女ニッキー・クロス(30)と激突。ニッキーが勝てばアレクサが「ER」で再挑戦できるという妙なルールだったが、勝っても自分には何のメリットもないニッキーが奮闘。王者の一瞬の隙をを突いて丸め込み、大殊勲の3カウントを奪った。

 狂喜乱舞の怪女は、まるで自分が王座戦出場を決めたかのように、リングサイドを猛スピードで5周回って、ビクトリーポーズを続けた。涙が出るほど献身的でけなげなニッキーの勝利により「ER」でのアレクサの再挑戦が決まった。

「エクストリーム・ルールズ」は日本時間15日、WWEネットワークでライブ配信(日本語実況版あり)される。