【WWE】王者コフィ ひらめきと驚異の跳躍力で大逆転防衛

2019年06月24日 12時56分

ジグラー(左)との金網戦を制したコフィ(C)2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.

【ワシントン州タコマ23日(日本時間24日)発】WWEのPPV大会「ストンピング・グラウンズ」が当地のタコマ・ドームで開催され、WWE王座金網戦は王者コフィ・キングストン(37)がドルフ・ジグラー(38)を退けて王座防衛に成功した。

 ジグラーは2017年5月に“黒いロックスター”中邑真輔(39)のスマックダウンデビュー戦の相手を務めた実力者。この日も開始から巧みに金網を利用して、王者を窮地に追い込んだ。パンチとキックに耐えたコフィは7分過ぎ、金網最上段から4メートル圧殺弾を敢行。その後に両者は金網上からの脱出を狙い、最上段での危険な攻防が展開された。

 結局2人ともリング内に落ちると、先に立ち上がったコフィはSOS(大外刈り)を発射。逆にジグラーは右足にヒザ十字固めを決めて機動力を奪いにかかる。さらにはスーパーキックを決めて、ヒザを絞り上げた。さらにはジグザグ(飛びつき式顔面砕き)で王者をマットに叩きつけた。

 するとヒザに集中砲火を浴びた王者は意地を見せ、逆に関節攻撃に出た。アンクルホールドからフロントネックロック。トラブル・イン・バラダイス(頭部への回転ハイキック)も決めた。しかしここで金網の扉が開くハプニングが…。ジグラーは地を這うように金網からエスケープしようとする。どんな形でも先に脱出したほうが勝者だ。

 ここで王者が驚異の動きを見せた。何とリングから上体を半分出したジグラーを飛び越え、トップロープの下からトペの要領で場外へ大きくジャンプして金網からエスケープしたのだ。一瞬のひらめきと跳躍力でコフィが大逆転の勝利をもぎとった。

 コフィはニュー・デイのメンバー(ビッグE、エグザビアー・ウッズ)とステージで勝利の雄たけびを上げた。大苦戦を強いられたものの、終わってみれば引き出しの多さを見せた王者の完勝劇だった。

 またエースの“大型犬”ローマン・レインズ(34)は怨敵ドリュー・マッキンタイア(34)との遺恨決着戦に出陣。悪のコミッショナー、シェーン・マクマホン(49)の度重なる介入に苦しみながらも、最後はスーパーマンパンチからのスピアーで辛勝した。

 白血病を克服して2月に復帰してからは、権力者一派との不毛な抗争が続いたが、この勝利でひとまずの終止符を打った格好だ。いよいよ大型犬が王座戦線に本格復帰しそうだ。