【WWE】ベッキー完勝防衛 貴婦人レイシーを一蹴

2019年06月24日 11時13分

ベッキーはレイシー(右)を撃破して王座防衛した(C)2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.

【ワシントン州タコマ23日(日本時間24日)発】WWEのPPV大会「ストンピング・グラウンズ」が当地のタコマ・ドームで開催され、ロウ女子王者の“ザ・マン”ことベッキー・リンチ(32)は、遺恨深まる貴婦人レイシー・エバンス(29)の挑戦を退けて王座防衛に成功した。

 開始からカリスマが躍動した。パンチやキックのラフ攻撃から、裏足4の字、コーナーを利用したスピンキック、場外へのスライディングキックなど多彩な攻めで挑戦者を圧倒した。

 しかし173センチと体格で勝るレイシーは、コーナーポストを使った足への攻撃で王者を失速させると、アームロックなどで左腕に集中砲火を仕掛ける。しかし王者も雪崩式アームバーでお返ししてペースを譲らない。レイシーも貴婦人らしくタイツからハンカチを出して汗をぬぐう余裕も見せた。

 高慢な挑戦者を崩すにはラフ攻撃のほうが効果的と読んだのか、ベッキーは5分過ぎからラリアートからダイビングエルボーの波状攻撃。セカンドロープからのダイビングギロチンを回避されるも、すぐさまパワーボムを決める。ハイキックで反撃を許しかけたが、最上段に上った貴婦人を強引に引きずり落とすや、一気に必殺のディスアーマー(腕固め)を決め、一瞬でタップを奪った。

 結果的にはレイシー必殺のウィメンズ・ライト(右ストレート)を完全に封じ込んだ王者の完勝劇だった。執拗に追い回された貴婦人に引導を渡し、今後は元盟友で永遠のライバルで、前スマックダウン(SD)女子王者の女王様シャーロット・フレアー(33)との抗争が復活するのか。カリスマ王者の新たな防衛ロードが注目となってきた。

 またSD女子王座戦は庶民派の人気者ベイリー(30)が、謀略女王こと小悪魔アレクサ・ブリス(27)を撃破して防衛に成功した。

 怪女ニッキー・クロス(30)をセコンドに帯同したアレクサは、地味ながら多彩な関節攻撃とラフファイトで王者にペースを握らせない。さらにはDDTを未然に防ぐや、コーナーポストを利用してベイリーの右腕をしたたか痛めつけた。

 右腕への集中砲火に防戦一方となったベイリーだが、岩石落としを号砲にコーナーへの回転エビ式パワーボムで反撃。怪女ニッキーに惑わされる場面もあったが、最上段からの旋回式ダイビングボディーアタックをエスケープすると、得意のベイリー・トゥ・ベリー(ベリー・トゥ・ベリー・スープレックス)で逆転の3カウントを奪った。

 5月に同王座初戴冠を果たしたベイリーは、試合ごとに安定感が増しており長期政権の可能性も出てきた。