<WWE>ユニバーサル王座 ロリンズ”幻のダブル防衛”

2019年06月08日 13時00分

勝利したセス・ロリンズ(C)2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.

【サウジアラビア・ジェッダ7日(日本時間8日)発】WWEのPPV大会「スーパーショーダウン」が開催され、WWEユニバーサル王者セス・ロリンズ(33)が“幻のダブル防衛”に成功して王座を死守。“ビースト”ブロック・レスナー(41)の権利行使を阻止してKOした。“

 ロリンズはまずオープニングで悪の巡査役バロン・コービン(34)の挑戦を受けた。先週のロウ大会でレスナーにイスでメッタ打ちにされた背中には、痛々しくテーピングが施されている。当然集中砲火を浴びて大苦戦するも、トペ・スイシーダ2連発で何とか形勢を立て直した。

 ディープシックス(旋回式バックドロップ)をしのぐと、最後はイスを持ったコービンがレフェリーに制止されているスキをついて、巧みに後方から丸め込んで頭脳的な防衛を決めた。

 怒るコービンはエンド・オブ・デイズ(スイング式顔面砕き)で王者を大の字にさせた。ここでビーストのテーマが鳴り響き、「ミスターMITB」ことレスナーが登場。ブリーフケースを手にした代理人ポール・ヘイマン(53)を伴いリングインする。予告通り、サウジ決戦での挑戦に出てきた。

 しかしここで信じられない事態が発生した。ヘイマンがロープに足を引っ掛けて転倒。ケースはリング中央まで転がってしまう。もちろん権利行使は宣言しておらず、レフェリーも認めていない。ここぞとばかりにロリンズがありったけの力を振り絞り、レスナーにローブローを見舞い、背中をイスで連打。先週に自分が受けた蛮行の倍返しだ。

 最後も強烈だった。レスナーの顔の下にケースを置き必殺のストンプ(踏みつけ)一撃。ビーストを戦闘不能に追い込んだ。もちろん公式記録すらなし。王座戦を挙行するまでもなくビーストを撃退したロリンズは、意気揚々とベルトを肩に引き揚げた。

 しかし中東で大恥をかかされたレスナーが、このまま黙っているはずもない。再び王者への執拗な挑発を再開するはずだ。