【ケンタッキー州レキシントン29日(日本時間30日)発】WWEのロウ大会が開催され、ロウ&スマックダウン(SD)の女子2冠王者ベッキー・リンチ(32)とレイシー・エバンス(29)が大乱闘を繰り広げた。

 次回PPV大会「マネー・イン・ザ・バンク(MITB)」(5月19日、コネティカット州ハートフォード)で両王座の防衛戦を行うベッキーは、ロウ女子王座をかけてレイシーと対戦する。

 この日はベルトを肩にかけてリングに登場し「1年前は、誰も私がレッスルマニアのメインに出場するなんて思ってなかったけど、無敗のロンダ(ラウジー)を倒したわ」と豪語。会場の大声援を受けると、先週大会で襲ってきたレイシーに対し「殴る相手を間違えたわよ。仕返ししてやるから出てきなさいよ」と呼びかけた。

 するとレイシーは挑発的な態度で登場するや、またもベッキーに襲い掛かった。2人はレフェリー陣の制止も振り切り、激しい殴り合いを展開。感情的になったベッキーが何発もパンチを叩き込むや、レイシーも馬乗りになって応戦。もはや収拾がつかない状況になった。決戦に向けて2人の遺恨は深まるばかりだ。