【WWE】最強シールドが有終V アンブローズ「この世に不可能はない」と絶叫

2019年04月22日 12時57分

ザ・シールド(左からアンブローズ、レインズ、ロリンズ)はシールドボムでバロン・コービン(上)を葬った(C)2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.

【イリノイ州モリーン21日(日本時間22日)発】WWEの特別大会「ザ・シールド・ファイナル・チャプター(最終章)」が開催され、最強トリオ「ザ・シールド」(ローマン・レインズ、セス・ロリンズ、ディーン・アンブローズ)が約6年半の歴史にひとまずのピリオドを打った。

 8日のロウ大会終了後、3人は最後の抱擁を交わして退団する“狂犬”アンブローズを送り出したが、あまりに反響が絶大だったため、この日のファイナルマッチが急きょ組まれた。先週にはレインズがロウからスマックダウン(SD)に移籍したため、ロリンズとの決別も決まっていた。これが正真正銘、最後のシールド揃い踏みだ。

 相手はバロン・コービン(34)、ボビー・ラシュリー(42)、ドリュー・マッキンタイア(33)の悪党トリオ。コービンの演説をさえぎるようにけたたましいサイレンの音が鳴り響くと、場内は大歓声に包まれた。

 いつものように観客席から登場した3人は、完全な戦闘モードで敵軍と対峙する。先発は新WWEユニバーサル王者のロリンズ。コービンをドロップキックで吹き飛ばすと、交代した狂犬もスピーディーなエルボー連打。エースの“大型犬”レインズはビッグブーツを叩き込む。鮮やかな連係で最強トリオが先制した。

 その後もレインズがマッキンタイアにサモアンドロップ、アンブローズがトペ・スイシーダを見舞う。場外戦からアンブローズが失速する場面もあったが、スーパーキックで救出したロリンズが奮闘。レインズがスーパーマンズパンチでラシュリーをKO寸前に追い込んで形勢を互角に戻した。

 この直後、レインズがスピアー、ロリンズがストンプ(後頭部への踏みつけ)で他の2人を場外に叩き落すと、狂犬がコービンにダーティー・ディーズ一撃。最後は3人総出で必殺のシールドボムを見舞い、コービンを沈めた。

 試合後は「サンキュー、アンブローズ!」「プリーズ・ドント・ゴー!」の大コールが鳴り響く。まずロリンズがマイクを取り「俺はここにいる皆のおかげで祭典でブロック・レスナーを倒し、ベルトを手に入れることができた。兄弟、愛してるぜ」と感謝の意を述べると3人は固く肩を抱き寄せ合い、魂の絆を確認するように抱擁を交わした。

 そしてアンブローズがマイクを握り、最後のメッセージを送る。「ここにいる男(ロリンズ)は不可能を可能にした。こいつ(レインズ)はどんな苦境(白血病)にもめげなかった。もし君が現実の壁にぶち当たって悩んでいるなら、ドアを蹴り上げて突破しちまえ。この世に不可能なんてことはないぜ。これがシールドからのメッセージだ!」と叫び、再度場内を熱狂の渦に巻き込んだ。

 最後は3人が拳を突き合わせる得意のポーズを決めてシールドの「最終章」は幕を閉じた。再会の時はいずれ訪れるだろう。その時まで最高の男たちは、それぞれの道で新たな冒険を始める。