【イリノイ州シカゴ18日(日本時間19日)発】WWEのロウ大会で、元UFC世界女子バンタム級王者でロウ女子王者のロンダ・ラウジー(32)が大暴走した。

 デイナ・ブルック(30)を相手に防衛戦に臨むや、大番狂わせを狙う挑戦者に容赦しなかった。前蹴りをつかまれ平手打ちを食らっても、そのまま飛びヒザ蹴りでダウンさせる。さらにその勢いでヒザの連打を繰り出し、最後はアームバーで完勝。しかし王座防衛後も腕を決め続け、止めに入ったレフェリーまで押し倒してしまう。

 その後もロンダは収まらない。観客席最前列にいた夫で、格闘家のトラヴィス・ブラウン(36)と合流し、集まった警備員と大乱闘に。夫のブラウンも警備員を殴り倒してロンダを救援するなど、大荒れの展開となった。何とかブラウンが妻を制止するも、ロンダは悪態をつきながらその場を後にした。

 祭典「レッスルマニア35」(4月7日、ニュージャージー州イーストラザフォード)ではベッキー・リンチ(32)、シャーロット・フレアー(32)とのトリプルスレッド形式による防衛戦に臨む。決戦前に「悪」の面が際立ってきた。

 なお「レッスルマニア35」は日本時間4月8日にWWEネットワーク(日本語版実況あり)でライブ配信される。