【WWE】ビンス会長 コフィに過酷すぎるガントレットマッチ指令

2019年03月13日 14時58分

ビンス会長(右)はコフィにガントレットマッチを命じた(C)2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.

【オハイオ州デイトン12日(日本時間13日)発】WWEのスマックダウン(SD)大会が開催され、WWE王座挑戦を妨害され続けている人気者コフィ・キングストン(33)が、またもやビンス・マクマホン会長(73)の謀略にはまった。

 メイン終了後だ。ビンス会長はリングに立つや、ブーイングと大「コフィコール」を背に事情説明を始めた。ビンス会長は2度もWWE王者ダニエル・ブライアン(37)に勝ち、次期挑戦権を獲得したコフィから強引に挑戦権を剥奪。10日の「ファストレーン(FL)」では独断でケビン・オーエンズ(34)に挑戦者を変更している。しかも「FL」では挑戦を認めるふりをしながら、実際はザ・バー(シェイマス&セザーロ)との1対2ハンディ戦という嫌がらせ行為も働いた。

「一昨日、私は王座戦をトリプルスレッド戦にするとは言ったが、コフィを出すとはひと言も言っていない。彼には彼にふさわしい試合を組んだだけ。そこでコフィは負けた。それだけの話だ」。ここでニュー・デイ(ND=コフィ、ビッグE、エグザビア・ウッズ)がリングイン。激怒してビンス会長に食ってかかった。

「会長、この場内の大歓声を聞いてほしい。これこそが俺が挑戦すべき最大の理由なんだ」とコフィは切々と直訴。NDの3人は涙ぐましく頭を下げ「会長、コフィの挑戦、ごっちゃんです」と礼を尽くして懇願した。しかし悪の権力者は冷酷に説明を始める。

「SD、ロウ、そしてWWEをつくり上げたのは私だ。その私による判断なのだ。コフィ、確かに君の最近の活躍は目覚しいばかりだ。しかしそれはまだ一時的なものにしかすぎない。君は素晴らしいアスリートだよ。だがそれはニュー・デイというチームの一員だからだ。まだ一選手として王座に挑戦するレベルには達していないと私は判断する」

 さすがにコフィは、失意のどん底に落とされたかような悲しみの表情を浮かべる。それでも1957年に公民権運動で揺れるアーカンソー州リトルロック高校の正門を堂々とくぐったアーネスト・グリーン少年のような毅然とした態度で、権力者の目を真っすぐに見つめると「チャンスを得るにはどうすればいいのですか?」と問いかけた。

 ハイ待ってましたとばかりにビンス会長はステージを指さす。すると“毒蛇”ランディ・オートン(38)、シェイマス&セザーロ、サモア・ジョー(39)、ローワン(37)、そしてベルトを持ったブライアンの姿が…。驚きで目を真ん丸く広げるコフィ。

「コフィ、祭典の王座戦に出るためには、来週の大会でこの5人(王者は除く)とガントレットマッチで戦ってもらう。勝てば挑戦だ」と、ビンス会長は過酷マッチを課した。5人が一気にリングに殴り込むと、NDは一気に5人を蹴散らした。自由、そして祭典への道はあまりに遠い。しかしコフィには夢がある。最後にして最大の難関を突破して、栄光のリングに向かうしかない。

 また祭典では「FL」で遺恨が生じたオートンとAJスタイルズ(41)戦、シェーン・マクマホン(49)対ザ・ミズ(38)戦も決まった。

「レッスルマニア35」は日本時間4月8日、WWEネットワークでライブ配信(日本語実況付き)される。