【WWE】白血病克服!レインズが奇跡の完全復活

2019年03月11日 14時28分

最強シールズが勝利を飾った (C)2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.

【オハイオ州クリーブランド10日(日本時間11日)発】WWEのPPV大会「ファストレーン」で、白血病を克服したエースの“大型犬”ローマン・レインズ(33)が約5か月ぶりに奇跡の完全復活を遂げた。

 最高の男たちが帰ってきた。レインズは2週間前のロウ大会で白血病克服と戦線復帰を発表。先週に盟友のセス・ロリンズ(32)、“狂犬”ディーン・アンブローズ(33)と約5か月ぶりにシールド復活を宣言した。この日はレインズにとっての正式な復帰戦であり、最強軍団復活の記念すべき日となった。

 まずは怨敵バロン・コービン一派(コービン、ボビー・ラシュリー、ドリュー・マッキンタイア)が入場。大ブーイングを裂くように、場内にはけたたましい警報のサイレン音が鳴り響く。シールドの入場だ。いつものように3人は観客席から登場。奇跡の生還を果たしたレインズは、リングに立つと祈りをささげるかのように天を仰ぎ、生気に満ちた笑みを浮かべた。

 結束を再確認した3人の前ではコービン一派など敵ですらない。いきなり敵軍を蹴散らすとレインズはコービンにアッパーカット、ビッグブーツを見舞い、リングの感触を確かめるように体を躍動させた。

 脇を固める2人の動きも見事だった。狂犬が場外で捕獲されると、ロリンズが高さ約3メートルの客席からダイブして救出。さらには場外のラシュリーとマッキンタイアに同時トペ・スイシーダを発射。3人がマッキンタイアにスーパーキック、スーパーマンパンチ、ダーティー・ディーズを連続して見舞うと場内の興奮はピークに達した。

 さらにはロリンズを実況席上に葬ろうとした敵軍を蹴散らすや、逆にマッキンタイアを机上にシールドボム葬。すかさずレインズはラシュリーを場外スピアーで大の字にさせる。リング上はコービンのみ。さあ、フィニッシュへのお膳立ては整った。

 リング中央でおびえるコービンを取り囲むように、エプロンで三角の黄金包囲網が完成する。ゆっくりと歩を進めた3人。まずロリンズとアンブローズがコービンを抱え上げると、大型犬が勝利を呼び込むように咆哮(ほうこう)の声を上げる。そして完璧なシールドボム一撃。完全復活した最強トリオが圧巻の存在感を見せつけた。

 3人は肩を固く抱き寄せ合って絆を再確認すると、まるで悪漢どもをケンカで退治した正義の不良少年たちのような最高の笑みを浮かべ、拳を重ね合った。

 祭典「レッスルマニア35」(4月7日、ニュージャージー州イーストラザフォード)では、ロリンズが“ビースト”ことブロック・レスナー(41)に挑戦する。白血病のためレインズが返上したベルトだが、王座奪取へこれ以上はない弾みがついた。

 レインズとアンブローズは祭典のカードは未定だが、かつて狂犬とロリンズが保持していたロウタッグ王座奪取に動いても面白いだろう。ロリンズが新王者となれば、シールド同士による王座戦という夢も広がる。エースの生還と最強軍団の再結成により、WWEの夢と可能性は何倍にも大きく広がる結果となった。

「レッスルマニア35」は日本時間4月8日、WWEネットワークで生配信(日本語実況付き)される。