【WWE】レインズが復帰宣言 白血病克服を示唆「特大ホームラン打てた」

2019年02月26日 11時00分

【ジョージア州アトランタ25日(日本時間26日)発】奇跡が起きた。WWEのロウ大会で、白血病のため欠場していたエースの“大型犬”ローマン・レインズ(33)が昨年10月以来、約4か月ぶりにリングに登場。白血病を克服したことを示唆して、現役復帰を宣言した。

 言葉にならない。開会と同時にローマンのテーマ曲が鳴り響くと、予想もしていなかった展開に場内の歓声が大爆発する。ステージから会場を見渡した大型犬は戦場から生還した勇敢なる兵士のように、ホームの空気を深く吸った。

 ゆっくりリングに向かいながら差し出された無数の手を叩いて、ユニバース(ファン)の祝福に応える。さらにはリングを1周して四方のユニバースと握手。最愛の妻、母親と抱擁を交わすと、生気に満ちた表情で昨年10月22日以来となるリングに足を踏み入れた。やや緊張した面持ちで場内を見渡すや、レインズはこう語りだした。

「今こうしてこの場に立っていることに心から感謝している。ありがとう。君たちの歓声が聞こえない間は寂しかったぜ。『ここは俺の庭だ』と言い続けてきたが、これからは違う。俺と君たちみんなの『我々の庭』だ」

 涙交じりの大歓声が何度も巻き起こっては歓声に転じる。「最初(病気を)告白した時は本当に不安だった。ツイッターやフェイスブック、メッセージ…あらゆる方法を使って俺に勇気をくれた。とても困難な状況ではあったけれど、どれだけ励みになったか。新しい人生の目標ができたよ」とレインズは続けた。

 さらには闘病告白時に「人生は時として変化球を投げてくる」と心境を明かしていたが「状況はとても厳しかったが、特大ホームランを打つことができたんだ」と、白血病を克服しつつあると示唆。そして意を決したように「もう一度、このリングで頂点を目指す。以前のように毎日リングに立てるコンディションをつくる」と復帰宣言すると、最高級の笑顔を見せながら「大型犬が戻ってきたぜ! 今夜は本当にありがとう」と奇跡の生還報告を締めくくった。具体的な復帰日時は明言しなかったものの、復帰には1年か、それ以上を要すると見られていたことを考えると、驚異のスピード復活と言える。

 希望に満ちた表情で引き揚げるとザ・シールドの盟友セス・ロリンズ(32)が登場。2人は固く抱擁を交わし、再会を祝福しあった。大型犬の劇的復帰で一気に光が差し込んだWWE。復活の場は祭典「レッスルマニア35」(4月7日、ニュージャージー州イーストラザフォード)になるのか。病魔にも打ち勝った大型犬は、最強の男としてリングに戻ってくる。