7日に配信された米WWE・NXT大会で“天空の逸女”紫雷イオ(28)が、NXT女子王座取りに大きく近づいた。

 盟友のカイリ・セイン(30=宝城カイリ)、ビアンカ・ブレアと組み、王者シェイナ・ベイズラー(38)率いる因縁の「MMAフォー・フォース・ウィメン」(シェイナ&マリナ・シェファー&ジェサミン・デューク)と6人タッグ戦で激突。先週放送大会でイオ&カイリがMMA軍のマリナ&ジェサミンを下したことで、ついにボス格を引っ張り出した。

 厳しい戦いが予想される中、序盤はカイリがイオと連係してマリナを攻め込んだ。だが、コーナーでシェイナにつかまると、そのまま相手軍の集中放火を浴びてしまう。

 このピンチをかろうじて抜け出してイオに交代するや、イオはダブルニーからの619(ロープ上のブーメランキック)をシェイナに叩き込んでペースを取り戻す。

 続けてカイリもインセインエルボーをシェイナに決めたが、敵軍のカットでカウント2。これで勢いに乗ったカイリが場外のマリナとジェサミンをフライングボディーアタックで蹴散らし、最後はイオがコーナートップから鮮やかなムーンサルトプレスをシェイナに叩き込んでカウント3。王者から直接ピンフォールを奪った。

 試合後、イオはコーナーに駆け上がって「私が次のチャレンジャーだ!」と叫びベルトを腰に巻くポーズで王座挑戦をアピール。いよいよWWEで初のタイトルがハッキリと視界に入った。