【WWE】イタミ退団確実 日本マット界で争奪戦必至

2019年01月31日 16時30分

昨年9月に実現したイタミ(右)と丸藤の再会マッチ

 米WWEのクルーザー級番組「205 Live」で活躍する元ノアのKENTAことヒデオ・イタミ(37)のWWE退団が29日(日本時間30日)、確実となった。ツイッターのハンドル名を「Hideo Itami」から「KENTA」に変更し、現地の複数メディアも「退団か」と報じた。このまま帰国となれば、日本マット界で激しいKENTA争奪戦が始まりそうだ。

 イタミはこの日放送の大会で元ドラゴンゲートの戸澤陽(33)とのシングル戦で惜敗。相棒のアリーヤ・デバリ(29)にも裏切られ、失意のどん底に沈んだ。その約1時間後にツイッター名をノア時代のものに変更し「サンキュー」と意味深につづった。

 WWE在籍中にリングネームを従来に戻した例はなく、退団の意思を固めたものと見られる。ただしWWEからの公式アナウンスはなく、WWEジャパン関係者も「現時点で本部からは何の連絡もありません」と話すのみだった。

 イタミはノア退団後の2014年7月にWWEと契約。NXTで活躍するも負傷に泣かされ、17年からはクルーザー級の「205」に移籍した。昨年9月にはノア時代のライバル、丸藤正道の20周年大会に出場し、約5年ぶりの再会マッチを実現させた。

 当時「(KENTAのスタイルを)まだできるということも証明できた。温かい歓声、大声援…こういう場所を探したい。可能ならこういう形で(年に1~2回)日本で試合ができればいいなと思います」と語っていた。

 このころから「帰国」の意思が芽生えていたのかもしれない。退団から90日は他団体に出場できないルールがあるものの、まだ37歳。短い休暇と考えれば問題はない。

 丸藤はこの日、本紙の取材に「ひょっとしたら彼の中では満足がいかない結果だったのかもしれないけど、引退するわけじゃないしね。今後、どこに上がるかは分からないけど。去年戦ったけど、俺以外と戦う姿にも興味がある」とコメントした。仮に日本復帰となれば、複数団体による「争奪戦」が起こるのは必至だ。選手の米国流出ばかりがニュースとなる日本マット界にあって、一筋の光明となりそうだ。