【アリゾナ州フェニックス29日(日本時間30日)発】中邑が敗れた! WWEのスマックダウン(SD)大会で、US王座を奪還したばかりの“黒いロックスター”中邑真輔(38)が、Rトゥルース(47)に敗れ、わずか「2日天下」に終わった。

 中邑は2日前の「ロイヤルランブル(RR)」で“ブルガリアの怪人”ルセフ(33)を撃破して王座を約1か月ぶりに奪還。この日は黒を基調にしたコスチュームで登場し、元SD女子王者カーメラ(31)を従えたラップ男・Rトゥルースの挑戦を受けた。

 この男は「RR戦」で30番目に登場するも、大型女ナイア・ジャックス(34)の襲撃を受け、アッサリ出場権を強奪されている。冒頭では延々とRR戦の弁解を続けていたが、中邑は面倒とばかりゴングと同時にライダーキックで先制。キンシャサ・ニー・ストライク(ボマイェ)はかわされたが、ほぼ一方的に攻め込んだ。

 しかし2分過ぎ、串刺しニーからランドスライドを狙うと、Rトゥルースが上体を巧みに入れ替えて丸め込み。クルリと3カウントを奪った。わずか2分強、まさかの返し技で中邑は王座を失ってしまった。

 試合後は前王者ルセフが乱入。王座奪還を訴え、急きょタイトル戦が実現。王者が2分で初防衛を果たすも、中邑は試合後にルセフと2人でRトゥルースに暴行を加え、キンシャサ弾を叩き込んだ。US王座を中心に奇妙な三角関係が生じてしまった。