ヒデオ・イタミ(37=KENTA)が悲願のクルーザー級王座奪取に王手をかけた。

 9日(日本時間10日)に放送されたWWE「205 Live」で、イタミは元王者のセドリック・アレクサンダー(29)と激突。勝者はPPV大会「ロイヤルランブル」(27日、アリゾナ州フェニックス)のフェイタル4WAYクルーザー級王座戦(王者バディ・マーフィー、戸澤陽、カリスト)の最終枠に入れるとあって、イタミは序盤から強烈な蹴りで攻め込んだ。セコンドのアリーヤ・デバリ(29)もレフェリーの死角を突いてラリアートをアレクサンダーに見舞い試合を優勢に進めた。

 アレクサンダーも場外のイタミとデバリをトペ・コンヒーロで大の字にさせて反撃したが、この一撃でイタミの危険な部分が覚醒。エプロンから場外へのファルコンアローで一気にペースを奪った。そして激しい打撃戦の後、イタミがドラゴンスリーパーの体勢から強烈なヒザを叩き込んで3カウント。難敵を沈めて王座挑戦権を獲得した。これでイタミ、戸澤、カリストが王者のマーフィーに挑戦することが決定した。

 イタミ以外は全員が元王者という厳しい試合だが、悲願のWWE戴冠へ絶好調をキープして出陣する。

 フェイタル4WAYクルーザー級王座戦が行われるPPV「ロイヤルランブル」は日本時間28日にWWEネットワーク(日本語実況版付き)で生配信される。