【ネバダ州ラスベガス11日(日本時間12日)発】WWEのスマックダウン大会で“黒いロックスター”中邑真輔(38)がまさかの失態だ。

 US王者・中邑はサモア・ジョー(39)と組んで“ブルガリアの怪人”ルセフ(32)、ジェフ・ハーディー(41)組と対戦。ジェフに背後からのハイキックを浴びせて先制すると、ジョーと交代しながらジェフを痛めつけた。優勢の中邑&ジョーだったが、中邑がルセフに怪力で真後ろにぶん投げられてペースを奪われる。

 さらに強烈なニールキックや中邑のお株を奪うハイキックを食らって大ピンチ。それでも、ルセフのアコレード(ラクダ固め)をかわして必殺のキンシャサ・ニー・ストライク(ボマイェ)へ。決まれば勝利だったが、これをルセフがマチカキック(スーパーキック)で迎撃した。アゴに直撃を受けた中邑はそのままダウン。不覚にも3カウントを奪われた。

 これまでの対戦ではルセフを圧倒し続けてきたが、完璧なフォール負けを喫する屈辱。ルセフを王座戦で迎え撃ち、借りを返すしかないだろう。