WWEの女子トーナメント「メイ・ヤング・クラシック2018」2回戦が3日(日本時間4日)にWWEネットワークで配信され、センダイガールズの里村明衣子(38)が準々決勝進出を決めた。
相手は米国のメルセデス・マルチネス。試合に向けて「技術で上回りたい」と語った里村は、その言葉通り相手の右腕をひねると、キック3発からの足払い、続けざまにダブルニードロップで試合の主導権を握った。
メルセデスの激しい打撃やネックブリーカーに苦しむ場面もあったが、これをアームバーで捕らえて打開すると、コーナーからのフロッグスプラッシュや側転からのダブルレッグを炸裂。
終盤にはフィッシャーマンバスターをカウント2でかろうじて返すと、ニールキックから、相手のヒザに飛び乗ってスコーピオライジング(シャイニング式カカト落とし)を決めてカウント3。日本のストロングスタイルを見せつけて快勝した。準々決勝ではレイシー・レーンと対戦する。
また“レディー・ゴジラ”松本浩代(32)は2回戦で、前ワールド・オブ・スターダム王者のトニー・ストーム(22)と対戦。お互いを知る実力者同士の対戦は、松本が破壊力抜群のミサイルキックを決めると、トニーも網打ち式原爆弾でフォールを狙うなど互角の攻防を展開した。
松本はラリアートから逆エビ固めでトニーを締め上げると、ダブルニードロップで追い込む。さらにロコモーション式ラリアートでたたみ掛けるが、3発目をかわされると、そのまま丸め込まれてカウント3を献上。無念の敗退となり、トニーが準々決勝進出を決めた。
なお「メイ・ヤング・クラシック 2018」はWWEネットワークで毎週木曜日に準決勝まで配信され、決勝戦はWWE史上初の女子PPV大会「エボリューション」(28日=同29日、ニューヨーク)で行われる。