【ワシントン州シアトル1日(日本時間2日)発】WWEロウ大会で、元UFC女子世界バンタム級王者でロウ女子王者のロンダ・ラウジー(31)が豪州決戦へ好調をアピールした。

「スーパー・ショーダウン」(6日、オーストラリア・メルボルン)でロンダは、ベラ・ツインズ(ブリー、ニッキー)とトリオを結成。ネオパンク女子集団ライオット・スクワッド(ルビー・ライオット、リブ・モーガン、サラ・ローガン)と激突する。この日は前哨戦で敵軍のボス・ルビーとの一騎打ちが組まれた。

 ロンダはロックアップから背負い落とし3連発を繰り出して圧倒。たまらず場外に逃げ出したルビーは、バリケードにロンダを突き飛ばし、髪の毛を引っ張り、口の中に指を突っ込むなど、女子大運動部の部室の裏的攻撃を展開。残虐な行為を続けて試合を優勢に進めた。

 しかし、ルビーがライオットキックを繰り出すと、ロンダはこれをつかんでスープレックス。さらに自分でタンクトップを破り、体を叩いて気合を入れ直し、スタンディング式リバース肩車で投げ飛ばして形勢逆転。最後は必殺のアームバーでタップを奪って逆転勝利を決めた。

 6人タッグ戦の前哨戦でボスを沈めたのだから豪州で戦う意味もないような気もするが、そこはプロレスの魔物が一番多く潜むとされる6人タッグ戦だ。ベラ姉妹、リブとサラの出方一つで試合展開と結果は大きく変わってくる。プロレスラーとして初の豪州決戦は、ロンダ様にとって試練の場となりそうだ。