【コロラド州デンバー25日(日本時間26日)発】WWEのスマックダウン大会で、不完全燃焼に終わったUS王者・中邑真輔(38)が怒りをあらわにした。

“パーフェクト10”の異名を取るタイ・デリンジャー(37)とのノンタイトル戦で、いきなり「10ポーズ」の挑発を受ける。これで火がついた中邑は序盤からヒザ蹴り、キンシャサ・ニー・ストライク(ボマイェ)で勝負をかけた。

 だがこれをかわされ、相手の反撃をくらった、まさに時だ。突然“毒蛇”ランディ・オートン(38)が乱入。先週大会では「新たな標的」を見つけたことを示唆しており、その動向に注目が集まっていた。

 するとオートンはデリンジャーを捕らえてコーナーポストやスチール製階段に叩きつける。最後はエプロンからのエレべイテッドDDTで、場外に頭から突き刺してKOした。

 試合をブチ壊された中邑はさすがに怒りを隠せない。引き揚げようとする際、デリンジャーに気づくと、憂さ晴らしのキンシャサ弾を叩き込んでリングを後にした。

 バックステージで襲撃した理由を聞かれたオートンは「『パーフェクト10』とか言ってるからイラっとしただけだ」と答えたが、果たして標的とは本当にデリンジャーだったのか、それとも…。