【オクラホマ州タルサ18日(日本時間19日)発】WWEのスマックダウン(SD)大会で、女帝アスカ(36=華名)が小娘集団アイコニックス(ビリー・ケイ&ペイトン・ロイス)のビリーとシングル戦に臨み、アスカロックで一蹴した。

 アスカは先週大会で元SD女子王者のナオミ(30)との結束を確認し合ったばかり。まずはナオミがド派手なライティングの下、黄色い衣装で踊りながら登場。蛍光色のセリーナ・ウィリアムズといった趣の貫禄すら感じる。その後に髪を半分ナオミと同じ緑色に染めたアスカがリングイン。この2人は完全にチームとして固定したようだ。

 ゴングが鳴ると、アスカはキーキーとうるさい叫び声を上げるビリーの長い足を生かした蹴りに押されるも、エクスプロイダーを未然に防ぐ。そのままアスカロックでタップを奪い、わずか2分で勝負を決めた。両チームは10月6日「スーパー・ショーダウン」(オーストラリア・メルボルン)でのタッグ対決が決まっており、アスカ組が前哨戦を制した形だ。約1か月も戦線を離れていた女帝だが、ようやくSD女子の最前線に復帰した。

 またメイン後には「ヘル・イン・ア・セル」で約2年ぶりに新SD女子王者となったベッキー・リンチ(31)の戴冠式が行われた。女の中の女・ペイジGM(27)からベルトを授与されたベッキーは、友情が壊れたままの前王者シャーロット・フレアー(32)を呼び入れるや「いつも私はあなたの2番手だった。スポットライトを奪われた気分はどう? 私の腰にベルトを巻いてちょうだいよ」と挑発した。

 さらには「これからは女王と呼びなさい、ビ○チ!」と放送禁止用語を吐き捨てた。さすがにプライドの高い女王様は激怒。髪を振り乱して突っかけるも、エクスプロイダーで投げられ、ディスアーマー(腕固め)を決められてしまった。「スーパー・ショーダウン」では再戦が決まっており、女の意地と憎悪が渦巻く壮絶戦は避けられそうにない。SD女子戦線も新たな章に突入した。